2014年3月11日火曜日

16年 巨人vs名古屋 8回戦


8月4日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 2 1 0 0 0 0 1 0  4 巨人     35勝11敗 0.761 多田文久三 泉田喜義
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0 名古屋 22勝27敗 0.449 岡本敏男 西沢道夫

勝利投手 泉田喜義 3勝1敗
敗戦投手 岡本敏男 0勝2敗

二塁打 (巨)平山
三塁打 (巨)川上 (名)古川

勝利打点 白石敏男 5

猛打賞 白石敏男 4


白石敏男、タイムリー3本

 巨人はプロ入り2度目の登板となる多田文久三が初の先発。川上哲治は微熱のため先発を外れてファーストには永沢富士雄が入る。

 巨人は2回、先頭の吉原正喜がキャッチャー服部受弘の打撃妨害で出塁、永沢の三ゴロをサード石丸藤吉が二塁に悪送球、走者それぞれ進塁して無死二三塁、白石敏男が右前に先制タイムリーを放って1-0、名古屋ベンチはここで先発の岡本敏男をあきらめて西沢道夫を投入、平山菊二は一飛、多田は四球を選んで一死一三塁、トップに返り呉波の二ゴロ併殺崩れの間に三走永沢が還って2-0とする。

 巨人は3回、千葉茂が右前打、中島治康が左前打、吉原が四球を選んで無死満塁、永沢は浅い右飛に倒れるが、白石が2打席連続となるタイムリーを左翼線に放って3-0とする。

 プロ入り初先発の多田は1回に1四球を出すが無失点、2回は2四球を出しながら石丸進一を投ゴロ併殺に打ち取り無失点。3回も先頭の木村進一と石丸藤吉を歩かせたところで泉田喜義と交代、泉田は桝嘉一を遊ゴロ併殺、服部を左飛に抑える。

 巨人は8回、先頭の永沢に代わって欠場していた川上が代打で登場して中越えに三塁打、白石がこの日3本目のタイムリーを左前に放って4-0と突き放す。

 名古屋は最終回、二死後西沢に代わって8月1日に聯盟登録されたばかりの大物ルーキー古川清蔵(八幡製鉄)が代打で登場、左中間を破る三塁打を放って華々しいデビューを飾るが木村が三ゴロに倒れてゲームセット。


 巨人は多田文久三-泉田喜義のリレーで名古屋を零封、多田は2回3分の0を投げて無安打5四球無三振無失点、泉田は7回を投げて4安打4四球1三振無失点であった。

 白石敏男が4打数3安打の猛打賞、3本全てタイムリーで3打点を記録した。


 名古屋では鹿児島商業-八幡商業出身で8月1日に聯盟登録された古川清蔵がプロ入り初打席で三塁打を放った。この三塁打にはちょっとした秘密がありますので稿を改めてお伝えします。







          *プロ入り初先発の多田文久三と泉田喜義のリレーで名古屋を完封。











 

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