2011年4月24日日曜日

36打数17安打

 西武ライオンズ・浅村栄斗選手が開幕から10試合連続ヒットを続けて4月23日現在、36打数17安打、打率4割7分2厘と好スタートを切っています。当ブログが最も注目する若手選手であることは既報のとおり(2010年4月30日付けブログ「12年春 イーグルスvs大東京2回戦」参照)です。昨年55打席で終わらせたのは、西武球団としても今年の新人王資格を残しておこうという配慮からでしょう。


 大阪桐蔭高校では日ハムの中田翔の一年後輩、2008年ドラフト三位指名、2009年入団。中田との違いは内角球の捌き方にあります。中田のドアースウィングでは内角球は打てません。高校時代は圧倒的パワーでこなしてきましたが、レベルが上がるにつれてどこかで限界が来ます。年々矯正されてきているのは適切な指導と何より本人の努力の賜物でしょうが、まだ練習では出来ても肝腎なところでは不安が残ります。この点、浅村の特徴は高校時代から内角球の捌きに秀でていることにあり、パワーでは中田に到底及ばないものの安定味では数段上になります。


 イチローがブレイクしたのも入団三年目のことですが、現在の首位打者を春の椿事と笑っていると手痛い目にあうと思います。私の期待するところは次回のWBCでは三番浅村栄斗、七番中田翔で三連覇というところです。

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