2011年4月29日金曜日

13年秋 ライオンvsタイガース 4回戦

10月8日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  計
0 0 0 0 0 0 0 1 0  0   0   1 ライオン       8勝11敗 0.421 菊矢吉男
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0  1X  2 タイガース 11勝9敗   0.550 西村幸生 景浦将


勝利投手 景浦将     2勝1敗
敗戦投手 菊矢吉男 4勝5敗


二塁打 (ラ)酒沢
三塁打 (ラ)菊谷


伊賀上良平、9回同点打、11回サヨナラ打


 ライオン先発菊矢吉男、タイガース先発西村幸生。7回まで両軍無得点。翌日の読売新聞は「0-0の均衡を保って稀に見る熱戦を展開した。」と伝えている。

 ライオンは2回、この回先頭の中村三郎が右前打で出塁、菊谷が送って中谷順次三振の二死二塁から酒沢政夫が中前打を放つがセンター山口政信からのバックホームに中村は本塁タッチアウト。

 ライオンは8回、この回先頭の鬼頭数雄が四球で出塁、四番室井豊が送って中村中飛の二死二塁から菊谷が左中間に三塁打を放って遂に均衡破れて1点を先制する。ここで西村がワイルドピッチを犯し三走菊谷がホームを突くがバックネットに跳ね返った白球がキャッチャーカイザー田中義雄の所に戻って菊谷はタッチアウト、当然西村には暴投は記録されない。

 ライオンは9回、一死後酒沢が右中間に二塁打、山本尚敏は三振に倒れるがトップに返り坪内道則が左前打、二走酒沢は三塁ベースを蹴ってホームに向かうがレフト景浦将の強肩に本塁タッチアウト。

 菊矢吉男は8回までタイガース打線を3安打5四球7三振、三塁を踏ませず9回へ。

 タイガースは9回、この回先頭の松木謙治郎が四球で出塁、田中の一ゴロをファースト中村が二塁に悪送球して無死一二塁、ライオンはサードを中谷から柳澤騰市に交代して菊谷に一息入れさせる。岡田の二ゴロで田中が二封されて一死一三塁、西村に代わる代打御園生崇男が四球を選んで一死満塁、トップに返り山口に代わる代打藤井勇は三振、しかし伊賀上良平が左前に起死回生の同点タイムリーを放って1-1、二走岡田の代走塚本博睦も三塁ベースを蹴ってホームを突くがレフト鬼頭のバックホームにタッチアウトとなって延長戦に突入する。

 タイガースは10回から景浦が登板して2イニングを無失点に抑える。


 タイガースは10回裏、藤村富美男、景浦が連続四球を選んで無死一二塁とするが後続無く無得点。
 タイガースは11回裏、一死後御園生崇男が右前打で出塁すると二盗に成功、皆川定之の中前打で一死一三塁、ここで9回に続いて伊賀上が殊勲のサヨナラタイムリーを左前に叩いてタイガースが2A対1でサヨナラ勝ちをおさめる。

 当然勝利投手は景浦将となるが西村幸生がようやく復調してきたのは不振を続けるタイガースにとっては明るい材料となった。11回のサヨナラに結び付けた御園生の盗塁を含めてタイガースは山口、伊賀上、松木、御園生が4盗塁を記録した。伊賀上良平は9回に同点タイムリー、11回にサヨナラタイムリー、本日は5打数3安打2打点であった。






     *伊賀上良平の同点打とサヨナラ打を伝えるスコアブック




0 件のコメント:

コメントを投稿