2010年7月29日木曜日

12年春 名古屋vsタイガース 7回戦

7月7日 (水) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 2 0 0 0 1 0 2  6  名古屋     19勝32敗    遠藤忠二郎-田中実-大沢清
2 4 5 6 0 1 2 0 X 20  タイガース  39勝12敗1分 藤村富美男-青木正一-橋本正吾


勝利投手 青木正一 1勝0敗
敗戦投手 大沢清   1勝4敗


二塁打 (タ)藤村、奈良、景浦2、広田
三塁打 (名)三浦 (タ)伊賀上
本塁打 (タ)景浦 2号


タイガース最多得点新記録、景浦将は満塁ホームランを含む7打点


 名古屋は初回、石丸藤吉、小島茂男、大沢清の3四球と白木一二の右犠飛で1点を先制。タイガースは1回裏、松木謙治郎四球、しかし二番ピッチャー藤村富美男の遊ゴロは6-4-3と渡りゲッツー、このまま抑えていれば違った展開になっていたかもしれない。ここから山口政信三塁内野安打と盗塁、景浦将の左前タイムリーで1-1の同点。奈良友夫が右前打、藤井勇の遊ゴロはショート芳賀直一からセカンド石丸に送球されるが石丸が落球する間に景浦が還り2-1と逆転。

 タイガースは2回、岡田宗芳の左前打を皮切りに松木四球、藤村左中間に2点タイムリー二塁打、山口三塁内野安打、景浦四球、奈良友夫の2点タイムリー右前打で6-1とする。名古屋は3回、小島と前田喜代士のタイムリーで2点を返し3-6。しかしタイガースは3回裏、門前真佐人三失、岡田右前打、藤村四球、山口押出し四球で7-1としてなお一死満塁、ここで主砲景浦将が左翼観覧席にグランドスラムを放って11-3とする。

 タイガースは4回、岡田四球、松木左前打で一死一三塁、4回から二番手として登板する青木正一の右飛をライト白木が失して12-3(この場合、青木に当ブログルールによる犠飛を記録すべきか否かの判断基準は白木が捕球していても三塁走者が還れる当りであったか否かとなるので、実際のプレーを見ていない限り判断は保留せざるを得ない。しかし、三走岡田の得点が自責点によるものとスコアブックに記録されていることから記録員も白木が捕球していても岡田はホームに生還できる当りであったと判断したと考えられることから、犠飛として認定したい。もし白木が捕っていれば三走岡田はホームインできなかったと記録員が判断していたならば岡田の得点は自責点によらないものと記録されているはずである。その得点が自責点によるものかよらないものかは、得点を表す丸印の中にE(アーンドラン=自責点)が書かれていれば自責点によるもの、書かれていなければ自責点によらないものとなります。)、山口四球で一死満塁、ここで景浦が本日7打点目となる2点タイムリー二塁打を左中間に放って14-3、奈良の三ゴロの間に山口が還って15-3、藤井の中前タイムリーで16-3、伊賀上良平が左中間に三塁打を放って17-3とする。

 タイガースは6回、山口が五打席連続出塁となる中前打、続く景浦も五打席連続出塁(本塁打を含む)となる中越え二塁打、奈良の中犠飛で18-3。名古屋は7回、小島のタイムリーで1点返すがタイガースはその裏、伊賀上四球、門前左翼線二塁打から岡田の2点タイムリーで20-4とする。名古屋は最終回、白木のタイムリーと捕逸で2点を返すが結局タイガースが20-6の最多得点新記録で圧勝する。

 景浦将は4打数4安打、二塁打2本、本塁打1本の7打点、恐らく今季最多打点だと思われます(暇があれば全試合見直してみます)。1試合9塁打は5月2日の門前真佐人(門前も4打数4安打、二塁打2本、本塁打1本でした)以来の最多タイ記録(こちらも恐らく、暇があれば全試合見直してみます)である。奈良友夫が6打数3安打4打点、岡田宗芳が4打数3安打2打点の活躍(このくらいいなければ20点は入りません)。

 試合開始13時57分、試合終了15時27分、すなわち試合時間は1時間30分です。現代であれば4時間はかかったでしょう。

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