2019年8月16日金曜日

21年 タイガースvsパシフィック 1回戦


4月27日 (土) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 1 0 0 0 1 0 0 4 6 タ軍 1勝0敗 1.000 渡辺誠太郎 野崎泰一 藤村冨美男 
0 0 0 0 0 0 4 1 0 5 パ軍 0勝1敗 0.000 井筒研一 真田重蔵 

勝利投手 藤村冨美男 1勝0敗
敗戦投手 井筒研一     0勝1敗 

二塁打 (タ)高山、乾 (パ)森下

勝利打点 (タ)土井垣武 1

猛打賞 (パ)森下重好 1


タイガース逆転勝利

 西宮の第2試合は午後3時16分、金政卯一主審の右手が上がりプレイボール。

 タイガースは初回、先頭の呉昌征は左飛、金田正泰は捕邪飛、藤村冨美男が二遊間ヒットで出塁するが、本堂保次は左飛に倒れて無得点。


 パシフィックは1回裏、先頭の富松信彦は一ゴロ、木暮力三が四球を選ぶと二盗に成功、しかし辻井弘は投飛、小島利男は三ゴロに倒れて無得点。


 タ軍は2回表、先頭の土井垣武が二塁にヒット、御園生崇男の遊ゴロの間に土井垣は二進、更に富樫淳の遊ゴロの間に三進、渡辺誠太郎の左前タイムリーで1点を先制する。


 タ軍は6回、先頭の金田が中前打で出塁、一死後本堂の遊ゴロの間に金田は二進、土井垣が中前にタイムリーを放ち2-0とする。


 タイガース先発の渡辺誠太郎は第1打席の先制タイムリーに続いて第2打席も左前打を放ち、本職のピッチングでもパシフィック打線を6回まで無得点に抑える好投を続けたが、7回に捕まった。


 パ軍は7回裏、先頭の井筒研一がストレートの四球で出塁、トップに返り富松の二ゴロでランナーが入れ替わり、木暮の右前打で一死一二塁、辻井は捕邪飛に倒れるが、小島が四球を選んで二死満塁、このチャンスに森下重好が左中間に走者一掃の二塁打を放ち3-2と逆転、伊勢川真澄も左前タイムリーで続き4-2とする。ここでタイガースベンチは先発の渡辺に代えて野崎泰一をマウンドに送り、松井信勝は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。


 タ軍は8回から藤村冨美男監督がサードの守備位置からマウンドに上がり、セカンドの本堂がサードに回り、ピッチャー野崎に代わって乾国男が入ってセカンド。


 パ軍は8回裏、先頭の平野徳松が四球で出塁、井筒も四球を選んで無死一二塁、トップに返り富松の右飛で二走平野がタッチアップから三塁に進み、木暮もストレートの四球で一死満塁、藤村投手は何とか辻井を三邪飛に打ち取るが、小島が押出し四球を選んで5-2とリードを広げる。


 タ軍は9回表、先頭の富樫に代わる代打高山泰夫がライト線に二塁打、8回の守備からセカンドに入った乾の当りは左中間への飛球、これがポトリと落ちて乾は二塁に進み記録は二塁打、スタートが遅れた高山泰夫は三塁止まりで無死二三塁、小林英一の左犠飛で3-5と追い上げ開始、トップに返り呉がここまで無四球ピッチングを続けてきた井筒から四球を選んで一死一二塁、金田のカウントがスリーボールツーストライクとなったところでダブルスチールに成功、ここでパシフィック藤本定義監督は井筒から真田重蔵にスイッチ、金田は3球ファウルで粘って四球を選び、この場合の与四球は井筒に記録されて一死満塁、藤村が押出し四球を選んで4-5、本堂も押出し四球で5-5の同点、土井垣の二ゴロの間に三走金田が還って6-5と逆転に成功する。


 パ軍は9回裏、先頭の伊勢川は三振、松井がストレートの四球を選んで出塁、しかし平野に代わる代打湯浅芳彰の遊ゴロをショート小林がベースを踏んで一塁に送球、ダブルプレーが完成してタイガースが逆転勝利をおさめる。


 藤村冨美男監督は終盤に高山泰夫と乾国男の戦前からの強者を起用、この二人が9回に連続二塁打を放つ活躍を見せた。2イニングで5四球を与えた投手・藤村には、大逆転により勝利投手が転がり込んだ。


 一方、パシフィックは満を持して送り込んだ真田が誤算。9回代打に起用した湯浅も併殺打と、この日は藤本定義監督の日ではなかった。


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