2010年6月13日日曜日

12年春 大東京vs 名古屋 6回戦

5月30日 (日) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 2 0 0 4 0 4 12 大東京 9勝19敗1分 0.321   菊矢吉男
1 0 0 0 0 1 0 0 0  2  名古屋 11勝19敗   0.367 木下博喜-田中実-伊藤国雄


勝利投手 菊矢吉男 1勝0敗
敗戦投手 木下博喜 1勝3敗


二塁打 (大)柳澤、藤浪、中村 (名)大沢清
三塁打 (大)浅原


菊矢吉男、移籍後初勝利


 大東京は坪内道則を下げて四番センターに煤孫伝を起用。ファーストでは1試合3つのタイムリーエラーを犯したが、外野守備練習を積んできたか。小西徳郎監督は煤孫の打力を買っている。

(2010年7月13日追記。坪内道則著「風雪の中の野球半生記」によると、前日1回表の名古屋の攻撃で小島茂男の右飛の際、センターを守っていた坪内はライト水谷則一と衝突、鎖骨骨折で約1カ月戦列を離れることとなる。同著では「1回裏白木一二の打席で」となっているが、スコアブックに残されている記録では「1回表小島茂男の打席」でのできごとである。なお、この時期徴兵検査と重なり、鎖骨骨折のため「第二乙種合格」となったため兵役を免れたとしている。)。

 名古屋は初回、石丸藤吉四球、桝嘉一中前打、大沢清四球の一死満塁から白木一二の二ゴロ併殺崩れの間に1点を先制。大東京はすかさず2回、中村三郎四球、筒井隆雄三遊間ヒット、柳澤騰市の遊ゴロで筒井が二封、柳澤盗塁を決めて二死二三塁で菊矢吉男が左翼線に逆転の2点タイムリーを放ち2-1。

 大東京は4回、柳澤が右翼線二塁打で出塁、菊矢二失、鬼頭数雄四球の一死満塁で藤浪光雄の遊ゴロの間に二者が還り4-1。名古屋は6回白木の内野安打で1点を返すが大東京は7回、代わったばかりの田中実を攻めて藤浪左翼線二塁打、水谷則一四球、煤孫伝が四番抜擢の期待に応えて中前にタイムリー、浅原直人右中間三塁打、中村三遊間タイムリーで田中をKO、8-2とする。

 大東京は9回にも4安打を集めて4点を追加して12-2で圧勝、らしさを見せつける。菊矢吉男は5安打4四球1三振の完投でタイガースから移籍後初勝利をあげる。大東京投手陣にとっては頼もしい存在となるか。

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