2019年10月7日月曜日

21年 阪急vsグレートリング 3回戦


5月11日 (土) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計 
0 0 0 0 0 0 0 0 2  0   3  5 阪急 7勝2敗 0.778 天保義夫 笠松実 
0 1 0 0 0 0 0 0 1  0   1  3 グ軍 3勝5敗 0.375 丸山二三雄 

勝利投手 笠松実        2勝0敗
敗戦投手 丸山二三雄 3勝1敗 

二塁打 (急)坂田、荒木、上田 (グ)岡村
三塁打 (グ)清水

勝利打点 (急)上田藤夫 1

猛打賞 (グ)山本一人 3


上田藤夫、再び満塁走者一掃二塁打

 後楽園の第2試合は午後2時55分、池田主審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍は2回裏、先頭の山本一人が中前打で出塁、堀井は捕邪飛に倒れるが、岡村がレフト線に二塁打を放って一死二三塁、丸山の右前タイムリーで1点を先制、一死一三塁から桶川隆の当りはライトへの飛球、三走岡村はタッチアップからホームに突っ込むが、ライト野口二郎からの返球にタッチアウト。


 スコアカードの「雑記」欄には「3.14 24分間タイム」と書かれている。これが「午後3時14分から24分間タイム」を意味するならば、岡村の本塁タッチアウトの判定に対して山本監督がだみ声で「セーフじゃろ」とクレームを付けた可能性が考えられる。現在であればビデオ判定となるが、山本監督の執拗な抗議が24分間続いたようだ。当然、判定は覆らず。


 グ軍先発の丸山は3回まで毎回四球を出すが無安打ピッチング。


 阪急は4回表、先頭の青田が右前にチーム初ヒット、野口二郎はストレートの四球を選んで無死一二塁、野口明の二ゴロで二郎は二封されて一死一三塁、三木はピッチャーライナー、坂田も遊ゴロに倒れて無得点。


 グ軍もその裏、山本の四球と堀井の三塁内野安打で一死一二塁とするが、岡村は右飛、丸山も左飛に倒れて追加得点はならず。


 阪急は6回、7回と併殺でチャンスを潰し、グ軍も阪急先発の天保に5回から8回まで無安打。試合は最終回に進む。


 1点を追う阪急は9回表、一死後野口明が四球を選んで出塁、三木の三ゴロをサード宮崎仁郎がエラーして一死一二塁、坂田に代わる代打高橋敏の二ゴロで三木が二封されて二死一三塁、高橋の代走に西村正夫監督が起用され、天保の初球がボ-ルとなったところで代打に前川八郎が起用されて四球を選び二死満塁、荒木茂の三ゴロで万事休しと思われた瞬間、サード宮崎の一塁送球が悪送球となって三走野口明に続いて二走西村監督もホームイン、2-1と試合をひっくり返す。続く山田伝の捕邪飛も筒井敬三が落球してエラーが記録され、グ軍には嫌なムードが漂うが丸山が踏ん張り山田は三振。


 阪急はバッテリー二人に代打を起用した関係で、9回裏から笠松-日比野のバッテリーに変わる。


 グ軍は9回裏、先頭の木村勉が中前打で出塁、山本も中前打を放って無死一二塁、堀井は遊飛に倒れて一死一二塁、岡村の二ゴロで山本は二封、ゲッツーを狙ったショート荒木の一塁転送は岡村の足が一瞬早くセーフ、この間に二走木村が三塁ベースを蹴ってホームに還り2-2の同点に追い付く。


 阪急は10回表、二死後野口二郎が三塁にヒット、しかし野口明はニゴロに倒れて無得点。


 グ軍は10回裏、先頭の桶川のピッチャー返しが笠松のグラブを弾くがセカンド上田が巧くバックアップして「1-4-3」でアウト、筒井はセーフティバントを試みるが一塁アウト、トップに返り安井も右飛に倒れて無得点。


 阪急は11回表、先頭の三木が四球を選んで出塁、日比野の投前送りバントを丸山が二塁に送球するがセンターに抜け、三木は一気に三塁に走るがバックアップしたセンター木村からの三塁送球にタッチアウト、丸山の二塁送球に対しては野選が記録され、日比野は犠打付きの出塁となって一死一塁、笠松は三振に倒れて二死一塁、荒木がレフト線に二塁打を放って二死二三塁、トップに返り山田はストレートの四球、ここは塁を詰めたか、二死満塁となったところで上田がレフトに殊勲の走者一掃二塁打、5-2と3点をリードする。


 グ軍は11回裏、先頭の宮崎に代わる清水秀雄がセンターオーバーの三塁打、代走に櫛田由美彦を起用、木村は二飛に倒れるが、山本監督が中前にタイムリーを放ち3-5、しかし堀井に代わる代打坂本政数は右飛、岡村は二ゴロに倒れてゲームセット。


 グ軍は9回表の宮崎のダブルエラーが痛恨であった。



 上田藤夫は4月30日のグ軍2回戦でも満塁走者一掃二塁打を放ったが、この日も決勝の満塁走者一掃二塁打。

 上田の陰に隠れたが荒木茂もラッキーボーイ的活躍を見せた。8回に尾西の代打に起用されて左前打、9回は宮崎のタイムリーエラーを誘う三ゴロ、11回は上田の決勝打のお膳立てを整える二塁打を放った。


*後に松竹水爆打線に名を連ねる宮崎仁郎の直筆サイン。この日は痛恨のダブルエラーであった。左から谷口球審、金山次郎、宮崎仁郎。




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