2016年12月31日土曜日

18年 西鉄vs名古屋 6回戦


7月11日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 3 0 2 0 0 0 0 0 5 西鉄 14勝24敗3分 0.368 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名軍 23勝15敗3分 0.605 野口正明 石丸進一

勝利投手 野口二郎 8勝9敗
敗戦投手 野口正明 3勝2敗

勝利打点 山田秀夫 1


山田秀夫、決勝タイムリー

 西鉄は2回、一死後黒沢俊夫の当りは一ゴロ、これをファースト小鶴誠がエラー、富松信彦のライト線ヒットで一死一三塁、山田秀夫が中前にタイムリーを放って1点を先制、この打球をセンター古川清蔵が後逸する間に一走冨松も生還して2-0、打者走者の山田も塁を進めるが、スコアカードの記載からは二塁で止まったか三塁まで進んだかは不明、続く鵜飼勉が四球を選び、トップに返り中村信一の左前タイムリーで山田が還って3-0として試合の主導権を握る。

 西鉄は5回、先頭の山田が四球を選んで出塁、鵜飼が送りバントを決めて一死二塁、トップに返り中村の投ゴロで二走山田が飛び出し「1-5-6」でタッチアウトとなるが、山田が巧く時間を稼いで打者走者の中村は二塁に進む。続く濃人渉が3つのファウルで粘って四球を選び二死一二塁、野口二郎の遊ゴロをショート金山次郎が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて二死満塁、野口明が中前に2点タイムリーを放って5-0と突き放す。


 野口二郎は強打の名古屋打線を散発の6安打に抑えて3四球4三振で今季4度目の完封、8勝目をあげる。


 決勝打を放った山田秀夫は荏原中学(現・日本体育大学荏原高等学校)の出身。荏原中学野球部は1905年に創部された名門で、山田が5回の走塁で見せた挟殺プレーで粘って時間を稼ぐ技術は荏原中学時に培われたものでしょう。OBから中澤不二夫、横沢三郎の2人が殿堂入りしている。かつての強豪校日体荏原もこのところ甲子園にはご無沙汰しているが、近年の東京都予選では上位に顔を出してきており、名門復活が待たれる。


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