2015年12月3日木曜日

17年 巨人vs大洋 14回戦


10月21日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 1 0 2 0 0 0 0  0  3 巨人 63勝26敗4分 0.708 藤本英雄 須田博
3 0 0 0 0 0 0 0 1X 4 大洋 52勝33敗6分 0.612 古谷倉之助 野口二郎

勝利投手 野口二郎 34勝14敗
敗戦投手 須田博     21勝7敗

二塁打 (大)浅岡

勝利打点 野口明 6


藤本英雄、悪運強し

 巨人はルーキー藤本英雄、大洋はベテラン古谷倉之助が先発。

 大洋は初回、一死後濃人渉の当りは三ゴロ、これをサード小池繁雄がエラー、浅岡三郎の一ゴロをファースト永沢富士雄が二塁に悪送球、一走濃人は三塁に進み、打者走者の浅岡も二塁に進んで一死二三塁、野口明は四球を選んで一死満塁、古谷がセンター左に2点タイムリー、センター呉波からのバックホームが悪送球となって一走野口明もホームインしてこの回3点を先制する。

 プロ入りから負けなしの5連勝を続けている藤本もついに年貢の納め時か。

 巨人は2回、先頭の中島治康が左前打、青田昇の遊ゴロでランナーが入れ替わり、永沢は二飛に倒れるが青田が二盗に成功、坂本茂は四球を選んで二死一二塁、バッティングのいい藤本が中前にタイムリーを放って1-3とする。

 巨人は4回、先頭の青田がレフト線に二塁打、大洋はここで先発の古谷から野口二郎にスイッチ、永沢が中前打を放って無死一二塁、坂本の送りバントをピッチャー野口二郎が三塁に送球して二走青田は三封、藤本に代わる代打伊藤健太郎は中飛、小池に代わる代打小暮力三が四球を選んで二死満塁、トップに返り呉が中前に同点の2点タイムリーを放って3-3と追い付く。センター富松信彦からのバックホームをキャッチャー佐藤武夫が後逸、三塁に達していた一走小暮もホームを狙うが、白球に追い付いた佐藤からホームベースカバーのピッチャー野口二郎に送球されて小暮はタッチアウト、後逸した佐藤には失策は記録されなかった。

 巨人が同点に追い付いたことから、ここで藤本の敗戦投手は消えた。

 巨人は4回から須田博が登板、野口二郎と須田の投げ合いで両軍追加点が無いまま9回裏を迎える。

 大洋は9回裏、一死後中村信一が四球を選んで出塁、濃人の左前打で一死一二塁、浅岡は右飛に倒れて二死一二塁、ここで野口明が右前にサヨナラタイムリーを放ち大洋が接戦を制す。


 プロ入り以来負けなしの藤本英雄は1回、味方の3つのエラーに足を引っ張られて自責点ゼロで3点を失ったが、味方が追い付いてくれて敗戦投手を免れた。天性の悪運を持っているようだ。


 

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