2015年12月26日土曜日

17年 阪神vs南海 15回戦


10月26日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪神 46勝44敗5分 0.511  玉置玉一 御園生崇男
0 0 0 2 0 0 1 0 X 3 南海 47勝48敗 0.495  清水秀雄

勝利投手 清水秀雄 3勝0敗
敗戦投手 玉置玉一 1勝2敗

二塁打 (神)塚本
三塁打 (南)清水

勝利打点 なし


清水秀雄、帰還後初完封

 3回まで無得点の南海は4回、先頭の柳鶴震が四球を選んで出塁、猪子利男が送りバントを決めて一死二塁、岡村俊昭の二ゴロの間に柳は三進、岩本義行が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制、二死二塁からピッチャー玉置玉一が二塁に悪送球して二走岩本は三進、更にセンター塚本博睦からの三塁送球も悪送球となる間に岩本が還って2-0とする。

 南海は7回、一死後清水秀雄がライト線に三塁打、中野正雄が左前にタイムリーを放って3-0とする。

 南海先発の清水秀雄は初回、先頭の塚本に左越え二塁打を許したが、続く松尾五郎の送りバントを三塁に送球して塚本を刺し、波に乗った。2回、3回は三者凡退。4回、5回、7回とピンチの芽を併殺で切り抜けたのも大きかった

 清水は阪神打線を寄せ付けず、6安打3四球1三振で戦場から復帰後初完封で無傷の3連勝。


 清水は昭和15年9月22日の金鯱戦以来となる完封勝利を記録した。また、同年10月13日の黒鷲戦以来となる三塁打も記録、清水は昭和15年には10本の三塁打を記録しているように、足も速かったようだ。


 

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