2015年12月5日土曜日

17年 阪急vs名古屋 14回戦


10月24日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
2 1 0 0 0 0 0 0 0  0   0   1  4 阪急     46勝42敗6分 0.523 天保義夫 笠松実 森弘太郎
0 3 0 0 0 0 0 0 0  0   0   1  4 名古屋 35勝53敗5分 0.398 松尾幸造 西沢道夫

二塁打 (急)山下好一、黒田
三塁打 (名)岩本

勝利打点 なし

猛打賞 (急)黒田健吾 4、山下好一 3


阪急首脳陣、継投失敗

 阪急は初回、先頭のフランク山田伝がストレートの四球で出塁、上田藤夫の遊ゴロでランナーが入れ替わり、黒田健吾も四球、ワイルドピッチで二者進塁して一死二三塁、山下好一のレフト線タイムリーで二者還り2点を先制する。名古屋ベンチはここで早くも先発の松尾幸造をあきらめて西沢道夫を投入、西沢が後続を抑える。

 阪急は2回、先頭の中村栄が一塁内野安打から二盗に成功、天保義夫は三振に倒れ、トップに返り山田の三前バントが犠打となって二死二塁、山田は自らも生きようとしたのでしょう。二死三塁から上田が左前タイムリーを放ち1点追加、3-0とリードを広げる。

 名古屋は2回裏に反撃、先頭の吉田猪佐喜がセンター左にヒット、小鶴誠の三ゴロでランナーが入れ替わり、本田親喜の二ゴロで再度ランナーが入れ替わって二死一塁、桝嘉一が左前打、西沢がストレートの四球を選んで二死満塁、芳賀直一もストレートの押出し四球を選び1-3、トップに返り石丸藤吉の中前タイムリーで2-3、阪急ベンチはここで先発の天保から笠松実にスイッチするが、岩本章が押出し四球を選んで3-3の同点に追い付く。

 乱打戦かと思われた試合も3回から一転、阪急二番手の笠松は11回まで無失点、ヒットを許したのは7回と10回だけで三者凡退を6度記録した。名古屋二番手の西沢も7回までに5安打を許したが、8回以降は11回まで無安打ピッチングを続けた。
 阪急は12回表、先頭の山田が四球を選んで出塁、上田が送って一死二塁、黒田が左中間を破る二塁打を放って山田を迎え入れ、4-3とリードする。

 阪急は12回の守備から小田野柏の代打に出た井野川利春に代わって森弘太郎がライトの守備に入る

 名古屋は12回裏、先頭の石丸藤吉が四球で出塁、阪急ベンチはここでよく投げてきた笠松に代えてライトから森弘太郎をマウンドに送るがこれが裏目に出た。森の代わりばなの朝日初球を岩本章が左中間に三塁打、4-4の同点に追い付く。古川清蔵は三振に倒れるが吉田は敬遠から二盗、小鶴も四球を選んで一死満塁、しかし本田は遊飛、桝は三ゴロに倒れて引き分けに終わった。


 阪急は12回裏の守備で頭から森弘太郎をライトに入れたが、続投の笠松が先頭の石丸藤吉に四球を与えると慌ててライトから森弘太郎をマウンドに送って岩本章に同点三塁打を打たれた。継投策の失敗は、2015年になっても小久保監督が繰り返していることはご存知のとおり。


 

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