2015年12月28日月曜日

17年 大洋vs南海 13回戦


11月1日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 大洋 54勝35敗6分 0.607 野口二郎
0 0 0 0 0 2 0 1 X 3 南海 48勝48敗 0.500 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次 15勝15敗
敗戦投手 野口二郎 35勝16敗

二塁打 (南)長谷川

勝利打点 なし


清水秀雄、帰還後初完封

 3回まで無得点の南海は4回、先頭の柳鶴震が四球を選んで出塁、猪子利男が送りバントを決めて一死二塁、岡村俊昭の二ゴロの間に柳は三進、岩本義行が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制、二死二塁からピッチャー玉置玉一が二塁に悪送球して二走岩本は三進、更にセンター塚本博睦からの三塁送球も悪送球となる間に岩本が還って2-0とする。

 南海は7回、一死後清水秀雄がライト線に三塁打、中野正雄が左前にタイムリーを放って3-0とする。

 南海先発の清水秀雄は初回、先頭の塚本に左越え二塁打を許したが、続く松尾五郎の送りバントを三塁に送球して塚本を刺し、波に乗った。2回、3回は三者凡退。4回、5回、7回とピンチの芽を併殺で切り抜けたのも大きかった。

 清水は阪神打線を寄せ付けず、6安打3四球1三振で戦場から復帰後初完封で無傷の3連勝。


 清水は昭和15年9月22日の金鯱戦以来となる完封勝利を記録した。また、同年10月13日の黒鷲戦以来となる三塁打も記録、清水は昭和15年には10本の三塁打を記録しているように、足も速かったようだ。


 

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