2014年7月6日日曜日

16年 南海vs名古屋 11回戦


10月28日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 南海    37勝38敗 0.493 神田武夫
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 名古屋 35勝41敗 0.461 松尾幸造 森井茂 村松幸雄

勝利投手 神田武夫 23勝13敗
敗戦投手 森井茂       4勝5敗

勝利打点 神田武夫 3

猛打賞 (南)北原昇 1


神田武夫、投打のヒーロー

 4回まで4安打5四球ながら決定打が出ない南海はここまで9残塁。

 南海は5回、先頭の村上一治の遊ゴロをショート石丸進一がエラー、木村勉の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、岡村の一ゴロで木村が二封、神田武夫が中前に先制タイムリーを放って1-0、名古屋は2回途中からリリーフのマウンドに上がっている森井茂から村松幸雄にスイッチ、前田貞行は左飛に倒れるがパスボールで二死二三塁、北原昇が右前にタイムリーを放って2-0とする。

 南海先発の神田武夫は5回まで名古屋打線を2四球無安打に抑える。

 名古屋は6回、先頭の村松が四球を選んで出塁、トップに返り石丸藤吉の二ゴロでランナーが入れ替わり、桝嘉一の中前打で一死一二塁、古川清蔵は一邪飛に倒れるが、大沢清が左前にタイムリーを放って1-2と詰め寄る。

 しかし神田が粘った。7回名古屋の攻撃、一死後芳賀直一がショートへの内野安打で出塁、しかし石丸進一の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー。8回は三者凡退。9回、二死後服部受弘が左前打、吉田猪佐喜は三塁内野安打で二死一二塁、しかし最後は芳賀のライナーが8回からセカンドに入っていた柳鶴震のグラブに収まり南海が逃げ切る。


 神田武夫は5安打3四球3三振の完投で23勝目をあげると共に5回には決勝タイムリーを放って勝利打点も記録した。神田は京都商業から鳴り物入りでプロ入りしたが、当時の野球雑誌には盛んに‶プロでは野手転向”説が書かれています。それだけ打撃面が評価されていたことになります。







*神田武夫は5安打完投で23勝目をあげる。









 

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