2014年7月20日日曜日

16年 巨人vs阪神 12回戦


11月4日 (火) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 1 0 0 0 2 巨人 58勝21敗2分 0.734 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 1 X 1 阪神 39勝39敗 0.500 松本貞一 藤村隆男

勝利投手 中尾輝三 24勝8敗
敗戦投手 松本貞一   4勝4敗

二塁打 (巨)中尾、川上
三塁打 (神)皆川

勝利打点 中尾輝三 3


中尾輝三、相手の拙攻に助けられて24勝目

 阪神は1回裏、先頭の御園生崇男が二塁に内野安打、次のプレーの解読は難しい。スコアカードには続く宮崎剛の投ゴロで一走御園生が「1-6-4」でアウトと書かれている。バントエンドランで快足御園生が二塁に達し、投前バントをピッチャー中尾が一塁に偽投、御園生が飛び出したところに中尾が御園生を三塁方向に追い詰めてからショート白石敏男に送球、白石からセカンド千葉茂に渡ってタッチアウト。御園生が二塁をオーバーランしていないとこのプレーは成り立たない。続くカイザー田中義雄が右前打、土井垣武が四球を選んで一死満塁、しかし松下繁二のショートライナーで二走田中が飛び出し「6-4」と渡ってダブルプレー。

 阪神は2回、先頭の松尾五郎が右前打で出塁、野口昇は三振に倒れるが松本貞一が左前打を放ち一死一二塁と又も先制のチャンス、しかし皆川定之は三振、トップに返り御園生も中飛に倒れてこの回も無得点。

 1回、2回と無安打の巨人は3回、先頭の呉波の遊ゴロをショート皆川定之がエラー、中尾輝三の左中間二塁打で一走呉が快足を飛ばしてホームを駆け抜け1点を先制する。

 巨人は6回、一死後川上哲治が右中間に二塁打、中島治康の投前バントをピッチャー松本が三塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて一死一三塁、一死なので中島はセーフティバントを試みたのでしょう。中島が二盗を決めて一死二三塁、吉原正喜が左前にタイムリーを放って2-0とする。

 阪神は7回から先発の松本に代わり藤村隆男がマウンドに上がる。

 阪神は7回裏、二死後皆川が右中間に三塁打を放つが御園生は遊ゴロに倒れて無得点。

 阪神は8回、先頭の宮崎が右前打で出塁、田中も右前打で続いて無死一二塁、巨人ベンチはここでファーストを川上から永沢富士雄に代えて一息入れると共に守備を固める。続く土井垣のカウントツーナッシングの時にダブルスチールを試みるが土井垣は三振、キャッチャー吉原からの三塁送球に二走宮崎もタッチアウト、三振ゲッツーが成立して二死二塁、森国五郎に代わる代打若林忠志は四球で二死一二塁、これは敬遠の可能性がある。松尾が右前打を放って二死満塁、村瀬一三に代わる代打松木謙治郎監督が押出し四球を選んで1-2、しかし藤村は二ゴロに倒れて1点止まり。

 中尾輝三は阪神最終回の反撃を三人で片付け9安打4四球7三振で完投、24勝目をあげる。


 2併殺10残塁の阪神の拙攻、拙走が目に付いた試合であった。






*中尾輝三は9安打を許しながら阪神の拙攻に助けられて24勝目をあげる。










 

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