2014年7月12日土曜日

16年 朝日vs黒鷲 12回戦


11月3日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0 朝日 24勝54敗1分 0.308 山本秀雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X  1 黒鷲 27勝51敗 0.346 金子裕



勝利投手 金子裕     1勝4敗
敗戦投手 山本秀雄 6勝17敗

勝利打点 金子裕 1


金子裕、完封とサヨナラ打!

 黒鷲先発の金子裕は毎回走者を出す立ち上がりであった。1回、一死後五味芳夫を史四球で歩かせるが戸川信夫のサードライナーに五味が飛び出しダブルプレー。2回、一死後鬼頭政一に四球を与え、広田修三にも左前打を許すが伊勢川真澄の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。3回、先頭の室脇正信に中前打を打たれるが山本秀雄を投ゴロに打ち取り「1-6-3」のダブルプレー。3イニング連続併殺で何とか乗り切った。

 このところ好投を続けている朝日先発の山本秀雄はこの日も快調な出来で9回まで黒鷲打線を3安打無四球無失点に抑える。山本は10月27日の南海戦6回から19イニングス連続無失点を継続中となった。

 一方、金子は走者を出しながらも朝日打線を抑える。9回は3四球で二死満塁のピンチを迎えるがここも伊勢川を三ゴロに打ち取りここまで無失点。

 朝日は10回表、二死後坪内道則が四球で出塁すると決死の二盗を試みるがキャッチャー清家忠太郎からの送球にタッチアウト。

 黒鷲は10回裏、先頭の中河美芳がストレートの四球で出塁、しかし木下政文は三振、谷義夫は右飛に倒れて二死一塁、ここで一走中河が決死の二盗に成功、金子が右前にサヨナラタイムリーを放って投手戦に決着を付ける。

 金子裕は10回を投げて4安打7四球5三振で今季初完封初勝利をあげる。


 山本秀雄は金子を上回る内容で9回3分の2を完投して4安打1四球5三振。金子は123球を投げているが山本は99球だけである。最後は金子に打たれて涙を呑んだ。

 両軍4安打5三振3盗塁、四球は朝日が7個で黒鷲の1個を上回ったがほぼ互角の戦い。明暗を分けたのは10回二死からの盗塁で、坪内は清家に刺されたが中河は二盗を決めて金子のヒットでサヨナラのホームを踏んだのである。






*金子裕は朝日打線を延長10回4安打に抑えて今季初完封初勝利をあげた。金子の投球数は「143」に見えるかもしれませんが、拡大鏡で拡大すると「123」であることが確認できます。もちろんイニング毎の投球数でも確認していますのでご安心ください。












*中河美芳の二盗と金子裕のサヨナラ打で決着を付けた黒鷲打線。








 

1 件のコメント:

  1. 金子裕投手の球種、フォームなどの特徴はやはりないですかね?

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