2014年7月12日土曜日

16年 名古屋vs阪神 11回戦


11月2日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0   0   0   0  0 名古屋 35勝43敗 0.449 村松幸雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0   0   0 1X  1 阪神     39勝37敗 0.513 藤村隆男

勝利投手 藤村隆男 11勝9敗
敗戦投手 村松幸雄 12勝10敗

勝利打点 松下繁二 4


松下繁二、サヨナラ二塁打

 名古屋先発の村松幸雄と、阪神先発の藤村隆男との長い投げ合いとなった。

 名古屋は3回、一死後村松が二塁に内野安打、トップに返り石丸藤吉は四球、桝嘉一も四球を選んで一死満塁、しかし古川清蔵は三振、服部受弘も左飛に倒れて無得点。5回も、一死後村松が四球、二死後桝が左前打を放つが古川が2打席連続三振に倒れてこの回も無得点。名古屋が序盤のチャンスに得点を奪っていたらこの試合の展開は違ったものになっていたでしょう。

 名古屋は6回以降11回まで無安打。12回、先頭の吉田猪佐喜が右前打を放つが、芳賀直一の投前送りバントは藤村が巧く捌いて二塁封殺、芳賀は二盗に失敗、石丸進一に代わる代打三浦敏一も二飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪神は2回に御園生崇男が二塁内野安打を放った以降ヒットが出ず11回まで1安打。7回~11回まで5イニング連続三者凡退であった。スコアリングポジションに走者を進めたのも6回、敵失と四球で二死一二塁とした一度だけで、この時も松木謙治郎が二飛に倒れて無得点。

 阪神は12回裏、一死後カイザー田中義雄が久々のヒットをレフト線に放つが松木のファーストライナーに田中は帰れずファースト三浦が一塁ベースを踏んでダブルプレー。

 阪神は13回裏、先頭の御園生が左前打、松下繁二が送って一死二塁とサヨナラのチャンスを迎えるが野口昇は中飛、藤村は二ゴロに倒れて無得点。

 名古屋は14回表、先頭の岩本章が四球で出塁、服部の一塁線送りバントが内野安打となって無死一二塁、しかし大沢清は捕邪飛、吉田は右飛、芳賀直一も右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪神は14回裏、先頭の宮崎剛が一塁線にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り森国五郎が送って一死二塁、皆川定之は投ゴロに倒れるが田中が四球で二死一二塁、しかし松木は中飛に倒れてこの回も無得点。

 延長に入ってからは阪神が押し気味に試合を進めた。名古屋は15回~17回は三者凡退。

 15、16回と三者凡退の阪神は17回裏、二死後15回の守備から松木に代わってファーストに入っている土井垣武の三ゴロをサード大沢が一塁に悪送球、御園生が右前打を放って二死一二塁、ここで松下が左中間にサヨナラ二塁打を放ってようやく決着を付ける。

 藤村隆男は17回を投げて5安打5四球1死球6三振で今季4回目の完封、11勝目をあげる。

 村松幸雄も16回3分の2を完投して6安打2四球2三振1失点、自責点ゼロであった。







*藤村隆男と村松による延長17回の戦いを伝えるスコアカード。













*延長17回裏、松下繁二のサヨナラ打で勝利した阪神打線。









 

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