2014年7月21日月曜日

国分旋風



 千葉県予選で国分高校が4回戦を突破して5回戦に進出しました。1964年の学校創設以来初めての快挙です!


 筆者の実家は市川市国分です。国分高校は曽谷の先の稲越町にありますので国分4丁目の実家とはかなり離れていますが何故か国分高校を名乗っています。JR市川駅から国分高校行きバスが出ているので名前を知っている人も多いでしょう。


 昔から野球弱小高校として有名で、1965年に千葉県予選に初参加して以来、90年の不参加を除いて過去48回の成績は、1回戦敗退が11回、2回戦敗退が24回、3回戦敗退が8回、4回戦敗退が5回で、今年は史上初の5回戦進出を果たしたのです!2回戦敗退が24回ですが2回戦から登場することも多いので初戦敗退の常連であることは事実です。


 明日QVCマリンフィールド第三試合で千葉経大付と対戦するので多分負けるでしょう。国分旋風を報じるには今日しかないと思い筆をとった次第です。


 国分旋風はスポニチ誌上でも伝えられています。「ミス帳消し 松田で劇勝」のタイトルで、千葉学芸に7回の守備でミスした松田の右前打でサヨナラ勝ちした4回戦が記事になっているのです。筆者の知る限り、この50年で国分高校野球部がスポーツ紙の記事になったのはこれが初めてです!記事は「ウチは粘り勝ちが売り」で締めくくっています。初登場となった2回戦で県立銚子を10対9で降して波に乗りました。3回戦は四街道に2対0で競り勝ち、4回戦は千葉学芸に9回裏逆転サヨナラで3対2と粘り勝ちしたのです!


 今年の千葉県予選では千葉の高校で偏差値No1の渋谷幕張も27年ぶりに5回戦に進出しました。優勝候補が30校と言われる混戦が続く千葉県らしい現象と言えるでしょう。初戦敗退の常連である国分高校と渋谷幕張が16強に進出、これがあるから高校野球ウォッチングはやめられないのです!


 筆者は市川から神奈川の高校に通っていました。現在は東京に住んでいます。それでもこの季節になると千葉県高校野球予選の結果が気になって仕方がありません。因みに今年の優勝は専大松戸と予想しています。一昨日アメリカ野球学会東京支部の会合で知り合った方とも‶銚子商業ファン”で意気投合しました(笑)。



*国分高校が5回戦(16強)に進出したのは今年が初めてですが、過去に16強に進出したことはあります。2008年記念大会は千葉が東西に分割されて西千葉予選で4回戦に進出して16強までいきました。1973年も4回戦に進出しています。当時はまだ5回戦が無く、4回戦進出で16強でした。この年は成東に10対0で破れています。その成東は準決勝でこの年江川の作新学院を破り、翌年全国優勝することとなる銚子商業に1対0で敗れました。全国制覇するより千葉県代表になる方が難しいと言われた時代です。70年も4回戦に進出して東葛飾に13対2でコールド負けしています。

*この項は「房総高校野球物語」というサイトを参照させていただきました。




 

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