2012年3月29日木曜日

14年 イーグルスvs名古屋 11回戦


9月27日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 イーグルス 21勝53敗1分 0.284 亀田忠
0 0 1 0 2 0 1 0 X 4 名古屋    30勝45敗3分 0.400 西沢道夫


勝利投手 西沢道夫 5勝8敗
敗戦投手 亀田忠  11勝22敗


二塁打 (イ)寺内
本塁打 (名)加藤 4号、5号

加藤正二、大爆発


 名古屋は3回、二死後加藤正二が左翼スタンドに第4号ホームランを放って1点を先制する。

 名古屋は5回、先頭の桝嘉一が四球で出塁、石田政良の投前送りバントをピッチャー亀田忠がファンブル、犠打エラーとなって無死一二塁、大沢清も四球を選んで無死満塁、加藤の遊ゴロ併殺の間に桝が還って2-0、加藤には打点は記録されない。三浦敏一のタイムリー三塁内野安打で3-0とする。

 名古屋は7回、一死後加藤が左翼スタンドに第5号ホームランを放って4-0とする。

 イーグルス打線は初回の寺内一隆の中前打、2回の菅利雄の中前打、8回の寺内の左翼線二塁打だけで初回は「5-4-3」、2回は「6-4-3」のダブルプレー。6回にも山田潔の四球と岩垣二郎の死球で一二塁のチャンスを迎えるが高須清の投ゴロで「1-4-3」のゲッツーと自らチャンスを潰していった。

 西沢道夫は3安打4四球5三振の完封で5勝目をあげる。カットボール(と思われる)で3つの併殺に打ち取ったのが効いた。

 このところ打撃好調の加藤正二が2本塁打を放つ活躍であった。


 翌日の読売新聞・鈴木惣太郎の論評は亀田忠を叱責している。「亀田の来朝当初の素晴らしきピッチングに比して現今の覚束なさは洵に淋しさに堪えない。」バッキー・ハリスの帰国の影響が大きい事は明らかであるが、低目に球が行かず高目に浮くピッチングが原因であると指摘している。「然るも幾多の投球武器を蔵してかくの如く不振であるべき筈はない、奮起を切望してやまない。」と結んでいる(一部現代用語に訂正しています)。



                *加藤正二が2本のホームランを放つ。






                *西沢道夫は3安打完封で5勝目をあげる。


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