2014年1月11日土曜日

16年 朝日vs名古屋 5回戦


7月2日 (水) 甲子園
 
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0   0   0   0 朝日     11勝24敗 0.314 山本秀雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0   0  1X  1 名古屋 16勝19敗 0.457 村松幸雄
 
勝利投手 村松幸雄 3勝2敗
敗戦投手 山本秀雄 4勝6敗
 
勝利打点 村松幸雄 1
 
 
村松幸雄、獅子奮迅
 
 朝日先発の山本秀雄と、名古屋先発の村松幸雄による投げ合いは延々と続いた。
 

 9回まで朝日がスコアリングポジションに走者を進めたのは、初回一死後村上重夫が遊失から二盗を決めた際と、9回一死後灰山元章が三塁内野安打から二盗に成功した時のみ、ヒットは村上の内野安打と2回の岩田次男による左前打の2本だけで、村松の前に3回~8回は無安打、5回に山本が遊失に生きただけで5度の三者凡退に抑え込まれた。

 一方、名古屋は9回までに4度スコアリングポジションに走者を進めながらあと1本が出なかった。すなわち、2回は服部受弘、芳賀直一の連打から二死二三塁とするが石丸進一は遊飛に倒れる。6回、服部の四球と芳賀の中前打で二死一二塁とするが岩本章は左飛に終わる。7回、一死後村松が三塁に内野安打、続く木村進一の当りは右前に飛ぶがライト鬼頭政一の一塁送球でライトゴロが記録され、二走村松もキャッチャー伊勢川真澄からの牽制にタッチアウト。8回も大沢清の中前打と芳賀の四球で二死一二塁とするが岩本が左飛に倒れて無得点。
 

 延長に入っても村松の投球は冴えわたり、12回に灰山に中前打を許した以外は一人の走者も出していない。

 名古屋は13回裏、先頭の大沢が四球で出塁、吉田猪佐喜が送って一死二塁、服部の三ゴロをサード岩田が一塁に悪送球して一死一三塁、芳賀が死球を受けて一死満塁とするが、二走服部がキャッチャー伊勢川からの牽制球に刺され、この隙を突いて三走大沢がホームスチールを敢行するがセカンド五味芳夫からの送球にタッチアウト。

 名古屋は14回裏、一死後石丸が中前打で出塁するが二盗に失敗。15回裏、一死後桝嘉一が四球で出塁、大沢の二ゴロをセカンド五味が二塁に送球するがベースカバーのショート前田諭治が落球して一死一二塁、しかし吉田の二ゴロが「4B-3」と転送されてダブルプレー。

 名古屋は16回裏、先頭の服部が遊失に生き、芳賀が三前に送りバントを決めて一死二塁、牧常一の中前打で一死一三塁、石丸に代わる代打三浦敏一が四球を選んで一死満塁、ここで好投を続けてきた村松が右前にサヨナラヒットを放って2時間18分の戦いに決着がついた。
 

 山本秀雄は15回3分の1を完投して9安打8四球1死球1三振1失点と粘ったが最後に力尽きた。自責点はゼロであった。
 

 村松幸雄は16回を3安打1四球4三振で今季初完封、3勝目をあげる。16イニングスのうち、11度の三者凡退を記録した。村松の3年間のプロ生活で最高のピッチングでしょう。自らのバットで決着をつける獅子奮迅の活躍であった。
 



 
     *村松幸雄は16回を3安打1四球に抑えて完封、今季3勝目をあげる。












       *村松幸雄に抑え込まれた名古屋打線。


















 

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