2014年1月11日土曜日

一試合最多三者凡退



 昭和16年7月2日、朝日vs名古屋5回戦は延長16回の末名古屋が1対0で朝日を降しました。この試合で完封勝利を飾った村松幸雄は3安打1四球の見事なピッチングを見せ、11度の三者凡退を記録しました。この記録は一試合最多三者凡退記録となります。


 これまで無安打無得点は11回記録されていますが完全試合はまだありません。藤本英雄が完全試合を記録するのは昭和25年6月27日のことで、まだ9年も先のこととなります。昭和15年4月14日に浅野勝三郎が四球1個で準完全試合を記録した時は8度の三者凡退を記録しており9回の試合では最多記録となっています。



 昭和15年秋季から引分け試合が廃止されたため、延長戦が激増します。昭和16年4月3日の阪急vs阪神1回戦(延長18回)と、6月24日の阪神vs南海8回戦(延長17回)で若林忠志が8度の三者凡退を記録していますが、本日の村松幸雄はこれらを大きく上回る空前の大記録を樹立したことになります。この記録を“発見”できるのは、世界中を見渡しても当ブログだけでしょう(笑)。






 

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