2014年1月5日日曜日

16年 南海vs黒鷲 5回戦


7月1日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 15勝18敗 0.455 石田光彦 川崎徳次
0 2 0 0 1 0 0 0 X 3 黒鷲 11勝22敗 0.333 畑福俊英

勝利投手 畑福俊英 1勝2敗
敗戦投手 石田光彦 3勝5敗

本塁打 (黒)木下 3号

勝利打点 木下政文 3

ファインプレー賞 (南)鬼頭数雄 3


畑福俊英、1安打完封

 南海は2回、二死後木村勉が三遊間を抜くが猪子利男は三振に倒れる。結局、南海のヒットは木村の左前打1本に終わった。

 黒鷲は2回裏、一死後玉腰忠義が左前打で出塁、木下政文がレフトスタンドに第3号ツーランを叩き込んで2点を先制する。

 黒鷲は5回、先頭の畑福俊英が右前打で出塁、清家忠太郎の左翼への鋭い当りはレフト鬼頭数雄のファインプレーに阻まれるが、山田潔が四球を選んで一死一二塁、キャッチャー木村からの二塁牽制が悪送球となる間に二走畑福は巨体を揺らしながら三塁ベースを蹴ってホームを駆け抜け3-0とする。


 翌日の読売新聞によると「畑福はチェンジ・オブ・ペースの武器をもって逸る南海打者を・・・2回木村に1本の安打を許すのみの絶好の威力を示した」とのこと。畑福はこれで二試合連続の1安打ピッチング、1安打1四球6三振の完封で戦場からの帰還後初勝利を飾る。畑福の勝利投手は昭和12年11月13日のタイガース7回戦以来、完封は同年10月6日のタイガース3回戦以来のこととなる。





             *畑福俊英は1安打完封で戦場からの帰還後初勝利を飾る。






      *畑福俊英に1安打に抑え込まれた南海打線。











 

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