2014年1月2日木曜日

16年 阪神vs南海 6回戦


6月24日 (火) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17  計
0 0 0 0 0 0 1 0 0  0   0   0   0   0   0   0   3   4 阪神 17勝15敗 0.531 若林忠志
0 0 1 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0   0   0   0   1 南海 15勝17敗 0.469 神田武夫 石田光彦

勝利投手 若林忠志 5勝5敗
敗戦投手 神田武夫 9勝7敗

二塁打 (神)宮崎

勝利打点 森国五郎 1

猛打賞  (神)森国五郎 1 (南)猪子利男 1


阪神、3連敗でストップ

 阪神はベテラン若林忠志、南海はルーキー神田武夫が先発、新旧対決となった。

 南海は3回、先頭の猪子利男が左翼線にヒット、前田貞行が送って一死二塁、神田の三ゴロの間に猪子は三進、トップに返り国久松一が中前にタイムリーを放って1点を先制する。

 6回まで神田の前に3安打無得点に抑えられてきた阪神は7回、二死後宮崎剛が左翼線に二塁打、森国五郎が遊撃内野安打、ショートの前田が一塁に悪送球する間に宮崎が還って1-1の同点、松木謙治郎が四球を選んで二死一二塁、土井垣武が中前打を放ち二走森は三塁ベースを蹴ってホームを狙うがセンター岩本義行からのバックホームにタッチアウト、この回は同点止まりであった。

 この後、若林忠志、神田武夫による長い投げ合いが続く。

 神田は7回まで7安打を許したが8回から16回までの9イニングを無安打無得点に抑える。

 若林は9回まで6安打を許したが延長に入ってからは16回まで2安打無失点、試合は17回を迎えた。

 阪神は17回表、先頭の野口昇が中前打を放って出塁、若林の一塁線バントが内野安打となて無死一二塁、比留木虎雄が左前打を放って無死満塁、トップに返り宮崎剛のスクイズは「1-2」と渡って一死満塁、森が左前にタイムリーを放ち遂に均衡が破れて2-1、松木が押出し四球を選んで3-1、南海ベンチはここで力投を続けてきた神田を下げて石田光彦をマウンドに送る。土井垣が中犠飛を打ち上げて4-1、松下繁二は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 若林は17回裏の南海の反撃を村上一治遊ゴロ、木村勉左飛、猪子利男遊ゴロと三者凡退に退け阪神が熱戦を制し、4連敗を免れる。南海は春季最終戦から4連勝でストップ。


 延長17回に決勝打を放った森国五郎に勝利打点が記録された。森は昨年の満州リーグで勝利打点王に輝いている。

 若林忠志は17回を完投して8安打4四球6三振、5勝目をあげる。

 神田武夫は16回3分の2を投げて11安打9四球4三振、8回~16回の9イニングを無安打無得点に抑えた。こういう記録はネット上から数字を拾ってくるだけでは把握することはできない。当ブログが拾い上げていくのはこういう記録です。









          *ベテラン若林忠志とルーキー神田武夫の投げ合いを伝えるスコアカード。





 

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