2010年11月4日木曜日

12年秋 ライオンvsイーグルス 7回戦

11月10日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 3 0 0 0 0 3 1 2 10   ライオン     13勝25敗        0.342  近藤久 桜井七之助
7 0 6 1 1 1 0 3 X 19  イーグルス  23勝16敗1分  0.590  中河美芳 藤野文三郎 中河美芳


勝利投手 中河美芳   10勝4敗
敗戦投手 桜井七之助   2勝3敗


二塁打 (ラ)大友2、水谷、柳澤 (イ)小島2、中河、ハリス
三塁打 (ラ)中野 (イ)辻、漆原
本塁打 (イ)高橋 5号


イーグルス、19得点で十連勝


 ライオンは初回、先頭の坪内道則が左前打で出塁、一死後鬼頭数雄の二ゴロでランナーが入れ替わり、水谷則一の中前打をセンター寺内一隆が後逸する間に坪内が還って1点を先制する。

 イーグルスは1回裏、先頭の寺内が汚名挽回の左前打で出塁、中根之が送ってバッキー・ハリス、サム高橋吉雄は連続四球で一死満塁、ここで小島利男が右中間に二塁打を放ち2-1と逆転してなお一死二三塁、杉田屋守の遊ゴロはショート中野隆雄の悪送球を誘い3-1、中河美芳の中前タイムリーで4-1、辻信夫が右中間に三塁打を放ち6-1、漆原進四球後、寺内の三ゴロの間に辻が還って7-1とする。

 ライオンは2回、応召の浅原直人に代わって五番ファーストに入る煤孫伝が右翼線ヒットで出塁、藤浪光雄四球、中野中前打で無死満塁、近藤久に代わる代打桜井七之助の二ゴロがセカンド高橋のエラーを誘い二者生還して3-7、原一朗の中犠飛で4-7と追い上げる。代打の桜井がそのままマウンドに上がる。

 イーグルスは3回、この回先頭の中河は一邪飛を打ち上げるがファースト煤孫が落球して命拾いした後右中間に二塁打、辻三振後、漆原左前打、寺内四球で一死満塁、中根が中犠飛、ハリス中前タイムリー、高橋が左前に2点タイムリー、小島右翼線ヒットで二死二三塁、中河の一ゴロの間に二者が還りこの回6点、中河の打点は1だけ記録される。

 イーグルスは4回、漆原の三塁打等で1点、5回には高橋の第5号ホームラン、6回はワイルドピッチで1点ずつを入れて16-1。イーグルスは7回から中河をファーストに回して藤野文三郎をマウンドに送る。

 ライオンは7回、一死後原四球、二死後大友一明四球、鬼頭の右前打で満塁、ここから水谷則一、煤孫、藤浪光雄と三連続押出し四球。イーグルスは中河をファーストからマウンドに戻し畑福をファーストに入れる。中河は中野を二ゴロに抑えて結局3点止まり。ライオンは8回、大友のタイムリー二塁打で1点追加して8-16。

 イーグルスは8回、ハリスの二塁打にパスボール等で1安打で3点。ライオンは9回、柳澤騰市の左翼線二塁打、中野の左中間三塁打で2点を返すが結局19対10でイーグルスが十連勝を飾る。

 中河美芳は自身8連勝で10勝目。先発して6回まで投げ、7回二死から再登板、7回無死からの再登板であればセーブも記録され、1試合で勝ち投手及びセーブを記録していただけに惜しまれる。両軍合わせて29得点は3月29日の春季リーグ戦、大東京vs阪急戦の17対12で阪急が勝った試合以来の記録である。ライオン(旧大東京)が両方に絡んでいるところはいかにもらしいところではある。

0 件のコメント:

コメントを投稿