11月7日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 3 0 0 2 0 0 5 0 12 ライオン 13勝24敗 0.351 菊矢吉男
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 10勝26敗2分 0.278 森井茂 松尾幸造 繁里栄 西沢道夫
勝利投手 菊矢吉男 8勝9敗
敗戦投手 森井茂 4勝8敗
二塁打 (ラ)坪内
本塁打 (ラ)大友 1号、水谷 2号、浅原 2号
浅原直人、ホームランを置き土産に入営
翌日の読売新聞の書き出しは「試合開始直前、明日九日名誉の応召に出発するライオン浅原選手をホームプレートに取り囲み両軍選手が万歳を三唱・・・・」とある。
ライオンは初回、先頭の鬼頭数雄が右前打で出塁すると、二番大友一明が左翼スタンドに先制ツーランを叩き込んで2-0とする。続く2回、先頭の中野隆雄左翼線安打、菊矢吉男中前打で名古屋先発の森井茂をKO、松尾幸造が登板する。九番原一朗の中前タイムリーで3-0、鬼頭のバントは三前内野安打となり、一死後水谷則一の一塁内野安打で4-0、浅原直人が右犠飛を打ち上げて5-0とリードを広げる。
ライオンは5回、この回先頭の水谷が遊失に生き、浅原四球、坪内道則の右前タイムリーで6-0としてなお一三塁、藤浪光雄の遊ゴロの間に浅原が還って7-0とする。
ライオンは8回、一死後原が中前打で出塁、鬼頭、大友連続四球で一死満塁、ここで水谷則一が左翼スタンドに流し打つグランドスラム弾を放ち11-0、続く浅原直人が二者連続となる左越えホームランを叩き込んで12-0とする。
菊矢吉男は名古屋打線を田中実と西沢道夫の二安打に抑える好投、3四球2三振の完封で8勝目をあげる。明後日入営する浅原直人は4打数2安打、1得点2打点1本塁打、生き延びて戦後も活躍することとなる。
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