2020年4月23日木曜日

21年 パシフィックvsグレートリング 9回戦


7月7日 (日) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 パ軍 18勝21敗2分 0.462 井筒研一 
2 0 0 0 0 0 0 0 X 2 グ軍 19勝18敗 0.514 丸山二三雄 

勝利投手 丸山二三雄 7勝7敗
敗戦投手 井筒研一     5勝9敗 

二塁打 (パ)伊勢川 (グ)安井、堀井、宮崎

勝利打点 (グ)堀井数男 4


パ軍、22補殺

 第11節の最終日は東西で4試合。西宮の第1試合は井筒研一と丸山二三雄の先発で午後1時丁度、杉村主審の右手が上がりプレイボール。

 この日の西宮球場は戦後初の2万人越えとなる21,567人の観衆を集めた。野球熱の高まりを象徴する出来事であるが、関西の試合は来週は北陸遠征を控えているので、京阪神間の試合がしばらく見られなくなることも要因であろう。


 パ軍は初回、先頭の木暮が四球を選んで出塁、白石は三塁強襲ヒット、木暮が二塁をオーバーランしてサード山本一人からセカンド安井に送球、木暮は二三塁間に挟まれ、安井からショート宮崎に送球されてタッチアウト。


 グ軍は1回裏、先頭の河西が四球を選んで出塁、安井の右中間二塁打で無死二三塁、別所の三ゴロに三走河西が飛び出して三本間に挟まれ、サード平野徳松からキャッチャー伊勢川に送球されると河西は三塁方向に戻り、伊勢川から三塁ベースカバーのショート白石に送球、河西は反転してホームに向かいが本塁ベースカバーに入ったピッチャー井筒に送球されてタッチアウト、河西が時間を稼いだので一死二三塁、山本は歩かされて一死満塁、堀井が中前に先制の2点タイムリーを放ち2-0とする。


 グ軍は3回裏、一死後堀井が左中間に二塁打、田川の遊ゴロをショート白石が一塁に悪送球して一死一三塁、木村勉は三飛に倒れて二死一三塁、ここで一走田川がディレードスチール、キャッチャー伊勢川が二塁ベースカバーに入ったショート白石に送球、田川が一塁に戻ると白石は三走堀井をマークしながらファースト辻井弘に送球、三走堀井がホームに向かいかけると辻井はサード平野に送球、この時二塁ベース近くにいた白石は三本間の挟殺プレーに備えて三塁ベースに走る。堀井は三塁ベースに戻り、サード平野は再び二塁ベースに向かった一走田川を刺すためセカンド高須に送球、三走堀井が再びホームに向かいかけると高須は三塁ベースカバーに入ったショート白石に送球してタッチアウト。


 両軍選手は満員の観衆を沸かせる挟殺プレーを連発した。


 パ軍は5回表、先頭の伊勢川が中越えに二塁打、当たっている平野はピッチャーを強襲するがショート白石が巧みにバックアップして一塁アウト、一死三塁から井筒が右前にタイムリーを放ち1-2と1点差に追い上げるが反撃もここまで。


 丸山二三雄は7回以降パ軍打線を無安打に抑え、5安打6四球4三振の完投で7勝目をマークする。


 井筒研一は8回を完投して7安打5四球無三振であった。


 グ軍は8回で攻撃を終えたので、当然パ軍の刺殺は24個、そして補殺は22個を数えた。この件については別途「特集」します。



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