2019年9月20日金曜日

21年 パシフィックvs阪急 2回戦


5月6日 (月) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 パ軍 4勝4敗 0.500 真田重蔵 
0 0 0 0 2 0 1 0 X 3 阪急 6勝1敗 0.857 前川八郎 

勝利投手 前川八郎 1勝1敗
敗戦投手 真田重蔵 2勝2敗 

三塁打 (パ)真田

勝利打点 (急)尾西信一 2


パ軍、走塁ミスが響く

 後楽園の第1試合は午後1時6分試合開始。本日の関西の試合は西宮と藤井寺で午後3時試合開始予定。

 両軍初回は三者凡退。


 パ軍は2回表、二死後伊勢川がストレートの四球で出塁、松井が中前打を放って一二塁、平野徳松もストレートの四球を選んで二死満塁、しかし真田は遊ゴロに倒れて無得点。


 パ軍は3回表、富松、木暮が連続四球、辻井がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、小島の当りはピッチャーライナー、前川から三塁に送球されて三走富松は戻れずダブルプレー。「ライナーバック」の基本を疎かにした走塁ミスであった。


 阪急は2回に野口明が中前打を放ったのみで、パ軍先発の真田に抑え込まれて4回まで1走者を出したのみ。


 パ軍は5回表、一死後真田の当りは右中間奥深くに抜け真田は激走、三塁ベースも蹴ってランニングホームランを狙うが、センター山田伝-セカンド上田-キャッチャー坂田の中継にホーム寸前タッチアウト。この後富松が中前打を放つが木暮は投ゴロに倒れて無得点。ここも真田の走塁ミスが響いた。


 阪急は5回裏、一死後三木が右前打を放って出塁、前川もレフト線にヒット、坂田に代わる代打野口二郎も三塁線にヒットを放ち一死満塁、尾西が押出し四球を選んで1点を先制、トップに返り山田の左犠飛で2-0とする。真田には激走の影響もあったか。


 阪急は7回裏、一死後前川の当りは三ゴロ、これをサード平野が一塁に悪送球して打者走者の前川は二塁に進み、野口二郎は三ゴロに倒れて二死二塁、尾西が右前に貴重なタイムリーを放ち3-0とリードを広げる。


 パ軍は9回表、先頭の小島が四球を選んで出塁、森下が左前打を放って無死一二塁、ここで伊勢川に代わる代打佐竹一雄が左前打、二走小島は三塁ベースを蹴ってホームに向かい、レフト青田からのバックホームを中継に入ったピッチャー前川がカット、この時一走森下は二塁ベースをオーバーラン、前川から二塁ベースカバーのセカンド上田に送球されて森下はタッチアウト、松井に代わる代打湯浅の投ゴロを前川が二塁に送球して佐竹は二封、最後は平野に代わる代打藤村隆男が左飛に倒れてゲームセット。ここも走塁ミスが響いた。


 前川八郎は何度もピンチを迎えたが、ベテランらしい落ち着いた投球で5安打6四球3三振の完投、昭和13年以来8年ぶりの勝利をあげる。プロ野球のブランクは長いが、滝川中学の指導者として野球を続けてきた。まだまだ若い連中には負けられないところ。


 パシフィックは走塁ミスが響いた。真田のホームを狙った激走は決して責められるものではないが、5回裏の投球に影響があった可能性は否定できない。真田は戦前プロ入り後、多くの選手同様日大に籍を置いてプレーを続けていたが、学徒出陣で出征した。したがって3年のブランクがある。今の時点で体力の回復はどの程度のものであったか。軍隊でも厳しい鍛錬があったことは容易に想像できるが、野球のトレーニングとは質が違う。



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