2016年9月15日木曜日

18年 南海vs西鉄 5回戦


6月20日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 2 0 0 0 3 南海 12勝17敗1分 0.414 長沼要男 丸山二三雄
2 0 0 0 0 0 0 2 X 4 西鉄 9勝18敗3分 0.333 重松通雄


勝利投手 重松通雄     4勝9敗
敗戦投手 丸山二三雄 1勝5敗

二塁打 (南)岡村、丸山

勝利打点 なし


二転、三転

 南海は初回、先頭の猪子利男が三塁線にヒット、長谷川善三が送りバントを決めて一死二塁、岡村俊昭がライト線に二塁打を放って1点を先制する。

 西鉄は1回裏、先頭の中村信一が四球から二盗に成功、濃人渉は三振に倒れるが、富松信彦は四球、野口明もストレートの四球を選んで一死満塁、南海ベンチはここで早くも先発の長沼要男をあきらめ丸山二三雄にスイッチ、黒沢俊夫の二ゴロ併殺崩れの間に三走中村信一が還って1-1の同点、中村民雄が中前にタイムリーを放って2-1と逆転に成功する。


 西鉄は5回、一死後濃人が四球で出塁、富松信彦が死球を受けて一死一二塁、野口明の左前打で一死満塁、黒沢の三ゴロをサード増田敏が三塁ベースを踏んでからホームに送球、三走濃人がストップすると、キャッチャー八木進は一走野口明が二塁に走るのを見て二塁に送球し野口明が「5-2-6」でタッチアウト、ダブルプレーが完成して西鉄は無得点。


 西鉄は6回の守備から死球を受けた富松に代わってセンターに野口二郎が入る。富松の怪我が心配されたが、次の試合からも元気に出場することとなる。この非常時に、死球くらいでは休めなかったのかもしれない。


 南海は6回、一死後八木進が四球を選んで出塁、増田敏が二遊間にヒット、丸山の左中間二塁打で二者還り3-2と再逆転する。


 西鉄は8回裏、先頭の野口二郎がストレートの四球で出塁、野口明が左前打を放って無死一二塁、黒沢が三塁側にバント、これをピッチャー丸山が一塁に大暴投する間に野口兄弟が相次いでホームに還り4-3と再々逆転、この後丸山は中村民雄、重松を連続三振、山田秀夫を二飛に打ち取るが、痛恨の暴投となった。


 重松通雄は7安打6四球3三振の完投、4勝目をあげる。


 二転、三転の試合は、最後は丸山二三雄の暴投で決着がついた。



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