2016年9月10日土曜日

18年 南海vs阪神 5回戦


6月19日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 12勝16敗1分 0.429 丸山二三雄 鈴木芳太郎
0 0 3 0 2 0 0 1 X 6 阪神 16勝12敗1分 0.571 三輪八郎 仁科栄三


勝利投手 仁科栄三     2勝0敗
敗戦投手 丸山二三雄 1勝4敗

二塁打 (神)金田
三塁打 (神)田中

勝利打点 金田正泰 1

猛打賞 (神)カイザー田中義雄 1


両軍合わせて7併殺

 阪神は3回、先頭の乾国雄が左前打で出塁すると二盗に成功、三輪八郎の二ゴロの間に乾は三進、武智修が四球を選んで一死一三塁、トップに返り塚本博睦が三前に内野安打、三走乾は動かず一死満塁、金田正泰が右中間に二塁打を放って2点を先制、一死二三塁から御園生崇男の遊ゴロで三走塚本がホームに突っ込むがショート長谷川善三からのバックホームにタッチアウト、二死一三塁から玉置玉一が左前にタイムリーを放って3-0とする。

 阪神は5回、先頭の塚本が四球を選んで出塁、金田の右前打で無死一二塁、御園生も左前打で続いて無死満塁、玉置の遊ゴロで御園生が二封される間に三走塚本が還って4-0、一死一三塁から田中の一塁線バントヒットで5-0とリードを広げる。これはスクイズが内野安打となったか。


 阪神は8回、先頭の田中がレフト線に三塁打、門前真佐人の中前タイムリーで6-0とダメ押す。


 阪神先発の三輪八郎は3回までパーフェクトピッチング。ところが4回、猪子利男に四球から二盗を許し、岡村俊昭にも四球、阪神ベンチはここですかさず三輪から仁科栄三にスイッチ、仁科は堀井数男を二飛、八木進を中飛、長谷川善三を右飛に打ち取りベンチの期待に応える。


 仁科は5回、増田敏を一飛、鈴木芳太郎を二飛、加藤喜作を中飛に抑える。6回、猪子を左飛、岡村に四球を与えるが、中野正雄を左飛、堀井を三邪飛に打ち取る。7回、先頭の八木進に四球を与え、長谷川は投飛、増田の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。この回まで10アウト連続飛球の記録を樹立した。


 南海は大敗したが守備陣は奮闘、サード増田敏、セカンド加藤喜作、ファースト中野正雄のトリオで3度の併殺、増田は2回一死一塁でも門前のサードライナーで一走田中を封殺した。更にショート長谷川善三も「6-4-3」の併殺を完成させて、守備側の記録としてサード増田が4併殺、セカンド加藤が4併殺、ファースト中野が5併殺、ショート長谷川が1併殺を記録した。


 阪神守備陣も2併殺を完成させ、両チーム無失策と、得点差の割には引き締まった試合となった。




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