2015年5月9日土曜日

17年 大洋vs 阪急 6回戦


7月19日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 大洋 28勝20敗4分 0.583 野口二郎
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 26勝24敗2分 0.520 笠松実

勝利投手 野口二郎 19勝9敗
敗戦投手 笠松実      8勝8敗

二塁打 (大)野口明
本塁打 (大)佐藤 2号

勝利打点 野口明 3


野口明、決勝二塁打

 阪急は五番レフトに戦場から帰還してきた小田野柏を起用。小田野は復帰後初スタメンとなった。スコアカードに押されているスタンプは誤って「小野田柏」となっており、この誤ったスタンプは今季終了まで押し続けられることとなる。戦後に行われた戦前のスコアカードの清書作業は、素人のアルバイトを使っていたことがうかがい知れる。

 阪急は初回、先頭の西村正夫がピッチャー強襲ヒット、フランク山田伝の投ゴロの間に西村は二進、上田藤夫は三ゴロに倒れて二死二塁、黒田健吾の左前タイムリーで1点を先制する。

 阪急先発の笠松実は5回まで大洋打線を無安打、1失策だけの無四球に抑える。

 大洋は6回、先頭の佐藤武夫がレフトスタンドに同点ホームラン、これが大洋の初安打であった。織辺由三は中飛に倒れるが、トップに返り中村信一が四球を選んで出塁、中村が二盗を決め、濃人渉の一塁内野安打で一死一三塁、濃人が二盗を決めて一死二三塁、野口二郎の一ゴロで三走中村がホームに突っ込むがファースト石井武夫からのバックホームにタッチアウト、二死一三塁となるが野口明が右中間に二塁打を放ち二者を迎え入れて3-1と勝ち越す。

 兄・明の決勝打を弟・二郎が守り切り大洋が快勝。野口二郎は4安打2四球6三振の完投で19勝目をあげる。


 野口明が3個目の勝利打点を記録したが、同点ホームランの佐藤武夫も並列の殊勲者であった。



*小田野柏には誤って「小野田柏」のスタンプが押されており、シーズン終了まで「小野田柏」が押され続けられることとなる。



 

0 件のコメント:

コメントを投稿