2015年5月4日月曜日

17年 黒鷲vs大洋 7回戦


7月18日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  1 黒鷲 13勝35敗4分 0.271 畑福俊英
0 0 0 0 0 0 0 0 1  0   0   0  1 大洋 27勝20敗4分 0.574 重松通雄 野口二郎

勝利打点 なし


畑福俊英12回熱投も虚し

 黒鷲は初回、一死後渡辺絢吾の二ゴロをセカンド山川喜作がエラー、玉腰忠義が中前打を放って一死一二塁、木下政文の三ゴロは「5-4-3」と転送されるが山川からの一塁送球が悪送球となる間に三塁に進んでいた二走渡辺がホームに生還、山川のダブルエラーで1点を先制する。

 黒鷲はその後得点機を作れず2回~5回は三者凡退。6回、一死後山田潔が四球で出塁、渡辺の右前打で山田が三塁に向かうがライト野口二郎からの返球にタッチアウト、この間に打者走者の渡辺は二塁に進み、玉腰の中前打で二死一三塁、玉腰が二盗を決めて二死二三塁とするが、木下は捕邪飛に倒れて無得点。8回は一死後畑福俊英が右前打を放つが山田の投ゴロは「1-6-3」と渡ってダブルプレー。9回も三者凡退で1対0のまま9回裏を迎える。

 大洋打線は黒鷲先発の畑福の前に5回まで無安打。6回と8回に浅岡三郎がヒットを放つがここまで無得点。9回裏、先頭の野口二郎が中前打を放って出塁、野口明の三ゴロの間に野口二郎は二進、大洋ベンチはここで織辺由三に代えてベテランの古谷倉之助を代打に送るが一飛に倒れて二死二塁、更に山川に代えて三富恒雄を代打に起用、三富は期待に応えてライト線に同点タイムリーを放ち延長戦にもつれ込む。


 センター織辺とセカンド山川に代打を送った関係で10回から大洋の守備陣は大幅に変更、浅岡がレフトからセカンドに回り、レフトに祖父江東一郎、センターに西岡義晴が入る。

 黒鷲は10回表、先頭の富松信彦がピッチャー強襲ヒット、大洋ベンチはここで先発の重松通雄を下げてライトから野口二郎をマウンドに送り込み、レフトの祖父江がライトに回ってレフトには貞池広喜が入る。鈴木秀雄の二前プッシュバントが内野安打となって無死一二塁、杉江文二の投前バントを野口が三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死満塁の大チャンス、しかし木村孝平の打席でスクイズを外されて三走冨松はタッチアウト、ランナーはそれぞれ進塁して一死二三塁、木村の二ゴロで三走鈴木がホームを突くがこの回からセカンドに回った浅岡が落ち着いてバックホームしてタッチアウト。木村が二盗を決めて二死二三塁とするが、畑福は一ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 大洋は10回裏、先頭の佐藤武夫が左前打で出塁、トップに返り中村信一は中飛、浅岡の二ゴロでランナーが入れ替わり浅岡が二盗に成功、濃人渉が四球を選んで二死一二塁とサヨナラのチャンスを迎えるが、期待の野口二郎は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 黒鷲は11回表、先頭の山田が四球を選んで出塁、渡辺が送って一死二塁のチャンスを迎えるが玉腰は遊飛、木下も遊ゴロに倒れて無得点。大洋の11回裏は三者凡退。

 黒鷲は12回表、一死後鈴木が右前打、杉江も中前打で続いて一死一二塁、木村に代わる代打金子裕の一ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、しかし畑福は右飛に倒れてこの回も無得点。
 大洋は12回裏、一死後佐藤がレフト線にヒット、トップに返り中村も中前打で続いて一死一二塁とサヨナラのチャンス到来、しかし浅岡は一邪飛、濃人の遊ゴロで一走中村が二封されてゲームセット。どちらに転んでもおかしくない試合であったが結局引き分けた。



 畑福俊英は165球の熱投で12回を完投して7安打3四球5三振1失点。打撃も良い畑福はこの日は5打数1安打、10回と12回にはチャンスで打席が回ってきたが凡退したのが悔やまれる。





 

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