2014年5月23日金曜日

16年 南海vs阪神 10回戦


10月4日 (土) 中百舌鳥

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 1 0 0 0 0 2 南海 29勝35敗 0.453 神田武夫
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪神 30勝34敗 0.469 藤村隆男 三輪八郎

勝利投手 神田武夫 19勝11敗
敗戦投手 藤村隆男   8勝9敗

勝利打点 神田武夫 2


神田武夫、投打に奮闘

 南海は地元中百舌鳥球場での開催とあってエース神田武夫が三連投のマウンドに上がる。

 南海は2回、一死後木村勉が中前打、岡村俊昭が左前打で続き、前田貞行が四球を選んで一死満塁、このチャンスに神田武夫が右前にタイムリーを放って1点を先制する。

 阪神は3回、先頭の藤村隆男が左前打で出塁、皆川定之が送って一死二塁、トップに返り宮崎剛は三塁線にヒット、二走藤村は動けず一死一二塁、森国五郎が二遊間に内野安打して一死満塁、しかし三番・カイザー田中義雄は浅い中飛、四番・松下繁二は三ゴロに倒れて同点機を逸す。

 南海は5回、先頭の岩本義行が中前打、村上一治が右前打を放って無死一三塁、阪神ベンチは先発の藤村から三輪八郎にスイッチ、木村は三振に倒れるが岡村は四球で一死満塁、前田が押出し四球を選んで2-0とする。

 阪神は6回、先頭の田中が左前打で出塁、松下は遊飛に倒れるが松木謙治郎は四球、上田正の左前打で一死満塁、村瀬一三に代わる代打土井垣武の中犠飛で1-2と詰め寄る。


 神田武夫は7回以降の阪神の反撃を抑え、7安打2四球2三振の完投で19勝目をあげる。神田はこれで4連勝、2試合連続完封に続く3試合連続完投勝利でハーラートップの森弘太郎に2勝差、二位の野口二郎に1勝差に迫ってきた。森が肘に故障、野口が肩に不安を抱えているだけに、ハーラー争いは混沌としてきた。


 決勝打を放って勝利打点も記録した神田の活躍で南海は3連勝、阪神に1ゲーム差に迫る。9月28日、10月2日、そして地元中百舌鳥球場での本日と、南海の3連勝は全て神田武夫の完投勝利である。神田が完全にエースに脱皮したのがこの3連勝であるが、同時に神田の体を蝕んでいったのである。





*神田武夫は3試合連続完投で19勝目をあげる。








*神田武夫は打っても4打数2安打で勝利打点を記録した。






 

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