2014年2月14日金曜日

三つ巴




 昭和14年から一シーズン制が始まりましたが、実際は春季、夏季、秋季の三シーズン制でそれぞれの優勝チームと首位打者を表彰していました。昭和16年の夏季シリーズは6月21日に始まり、大洋、阪急、巨人の三チームがトップで並んでいます。当ブログではチームの勝敗についてはシーズン通算で記載していますので現在、巨人が32勝10敗、大洋が27勝15敗、阪急が24勝18敗で巨人が首位を走っていますが、夏季シリーズでは三チームが10勝4敗で並んでいるのです。したがって、7月19日付け読売新聞の大見出しは「大洋首位に並ぶ」となっています。


 森弘太郎を擁する阪急と野口二郎を擁する大洋は得点力ののなさがウィークポイントとなりますが、阪急はバント攻撃、大洋は試合運びの巧さでカバーして巨人の強力打線に対抗しています。巨人は須田博が病気のため戦線を離脱しましたが、新加入の広瀬習一がどこまで須田の穴をカバーするかに注目が集まります。




 

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