2012年5月27日日曜日

14年 金鯱vs阪急 12回戦


11月15日 (水) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
3 0 0 0 0 0 1 0  0  4 金鯱 36勝56敗4分 0.391 古谷倉之助 中山正嘉 古谷倉之助
0 0 0 0 2 0 0 0 3X 5 阪急 58勝36敗2分 0.617 森弘太郎 重松通雄

勝利投手 重松通雄 13勝12敗
敗戦投手 中山正嘉 25勝21敗

二塁打 (阪)伊東
三塁打 (金)野村、小林利
本塁打 (金)小林利 4号

阪急最終戦にサヨナラ勝ち

 金鯱は初回、先頭の濃人渉の二飛をセカンド伊東甚吉が落球、一死後野村高義が右中間に三塁打を放って1点を先制、続く小林利蔵が左翼スタンドに第4号ツーランホームランを叩き込んで3-0とする。

 阪急先発の森弘太郎はその後も毎回ヒットを許すが無失点に食い止める。阪急は6回から重松通雄がリリーフとしてマウンドに上る。

 金鯱先発の古谷倉之助は4回まで阪急打線を日比野武の中前打1本に抑えて無三振ながらのらりくらりとかわしてきた。

 阪急は5回、先頭の土肥省三が左前打で出塁、石井武夫の右前打で無死一三塁、伊東が右中間に2点タイムリー二塁打を放って2-3とする。

 金鯱は7回、先頭の瀬井清が三塁に内野安打、サード土肥の一塁送球が悪送球となるミスが重なって瀬井が二塁に進み無死二塁、五味芳夫の右翼線タイムリーで4-2と突き放す。この1点で勝負あったかと思われたが9回に波乱が待っていた。

 阪急は9回、先頭の山下好一が四球を選んで出塁、代走に石田光彦を起用、金鯱はここでファーストの中山正嘉がマウンドに上がり古谷はファーストに回る。しかし中山はストライクが入らず土肥、石井が連続四球を選んで無死満塁、伊東に代わる代打浅野勝三郎の中犠飛で3-4として二走土肥もタッチアップから三塁に進み、石井が二盗を決めて一死二三塁、日比野が中前に同点タイムリーを放って3-3、金鯱ベンチはここで再び古谷をマウンドに送り中山をファーストに戻す。重松が四球を選んで一死満塁、トップに返り西村正夫の一ゴロで三走石井は本封されて二死満塁、フランク山田伝が右前にサヨナラヒットを放って阪急が最終戦にサヨナラ勝ち。翌日の読売新聞によると山田の当りは一旦ライト小林茂太のグラブに収まったかに見えたがポロリと落とし記録はヒットになったとのことである。







       *金鯱の最終戦のオーダー










       *阪急の最終戦のオーダー




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