2012年5月1日火曜日

14年 阪急vsジャイアンツ 12回戦


10月22日 (日)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 3 0 0 0 0 0 5 阪急      55勝29敗2分 0.655 重松通雄 高橋敏
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 ジャイアンツ 60勝24敗3分 0.714 中尾輝三 スタルヒン


勝利投手 重松通雄 12勝10敗
敗戦投手 中尾輝三 11勝5敗

二塁打 (ジ)中島
三塁打 (阪)上田


上田藤夫3つのダブルプレー

 ジャイアンツは今季対阪急戦11戦全勝、昨年から15連勝を続けている。しかし翌日の読売新聞によると「スタルヒンが肉体的故障のため9回完投の不可を悟って中尾を先発せしめた」ように今季阪急戦に6回完封勝利を記録しているスタルヒンがヘバってきておりどうなることやら。


 ジャイアンツは打順もいじってきた。不調の二番水原茂を七番に下げて千葉茂以下を順次繰り上げて一番白石敏男、二番千葉、三番中島治康、四番川上哲治、五番アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)、六番平山菊二、七番水原、八番吉原正喜、九番中尾輝三の布陣。


 阪急は初回、先頭のフランク山田伝が三前にセーフティバントを決めて出塁、西村正夫の二ゴロの間に山田は二進、上田藤夫の右前打で一死一三塁、上田が二盗を決めて一死二三塁、山下好一は三振に倒れて二死二三塁、ここで黒田健吾が中前に先制の2点タイムリーを放って2-0とリードする。


 ジャイアンツは2回表の阪急の攻撃で中尾が伊東甚吉と重松通雄に四球を与えて一死一二塁のピンチを迎えると無理を承知でスタルヒンを投入、ここは抑えたが4回に捕まった。


 阪急は4回、先頭の石井武夫が左前打で出塁、ワイルドピッチで石井は二進、重松は三振に倒れるがトップに返り山田が四球を選び、西村は二飛に倒れて二死一二塁、ここで上田が右中間に三塁打を放って4-0、山下好一四球後、黒田が中前にタイムリーを放って5-0と突き放す。


 ジャイアンツは4回裏、先頭の中島が左翼線に二塁打、川上のピッチャー強襲ヒットで中島が還り1-5、しかし続くリベラの遊ゴロは「6B-3」と渡ってダブルプレー。


 ジャイアンツは7回、先頭のリベラが四球を選んで出塁、平山の投ゴロの間にリベラは二進、水原が四球を選んで一死一二塁、阪急ベンチはここで先発の重松から二番手高橋敏にスイッチ、吉原の中前打で一死満塁、しかしスタルヒンの遊ゴロは「6-4-3」と渡って又もゲッツー。


 ジャイアンツは8回、先頭の白石が中前打で出塁、千葉の二ゴロでランナーが入れ替わり一死一塁、中島の遊ゴロは「6-4-3」と渡って三度ダブルプレー。


 ジャイアンツは反撃機を3回の併殺で潰して4連敗を喫す。又もタイガースに自力優勝の可能性が浮上した。


 7回のピンチに登板して後続を断った高橋敏に当ブログルールによりセーブが記録される。


 上田藤夫は3つの併殺を完成させ打っても5打数2安打2得点2打点の活躍。黒田健吾も5打数4安打3打点と三遊間コンビで阪急の全打点を叩き出して対ジャイアンツ戦16連敗を免れた。
 
 
 

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