2010年12月16日木曜日

13年春 金鯱vs阪急 1回戦

5月7日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 2 1 4 7 金鯱 1勝3敗 0.250 古谷倉之助 常川助三郎
1 1 1 4 0 2 0 0 X 9 阪急 2勝1敗 0.667 森弘太郎 浅野勝三郎


勝利投手 森弘太郎   1勝0敗
敗戦投手 古谷倉之助 0勝2敗


二塁打 (阪)黒田、上田
三塁打 (金)岡野 (阪)堀尾


阪急、辛うじて逃げ切る


 本日の第二試合は金鯱が連戦となり14時22分プレイボール。

 阪急は初回、先頭の西村正夫が四球で出塁、上田藤夫が送って山下実の右飛で三進、ジミー堀尾文人のピッチャー強襲ヒットで1点を先制。続く2回、一死後宇野錦次、大原敏夫が連続左前打、森弘太郎の遊ゴロで大原二封、西村二打席連続四球で二死満塁、上田が押出し死球を得て2-0。更に3回、先頭の堀尾が開幕戦に続き今季二本目の右中間三塁打、黒田健吾四球で無死一三塁、山下好一は6-4-3の併殺に倒れるが堀尾が還って3-0。

 阪急は4回、この回先頭の大原四球、森が送って西村のピッチャー強襲ヒットで一三塁、ここでダブルスチールが決まり4-0、二死後山下実の右前タイムリーで5-0、堀尾四球から黒田が右中間に二塁打を放って7-0とする。

 金鯱は5回から古谷倉之助に代えて新人の常川助三郎をマウンドに送る。阪急は6回、先頭の西村正夫がこの日三つ目の四球を選び出塁、上田の左中間二塁打で西村が還って8-0、山下実、堀尾四球後、山下好一の中犠飛で9-0として勝負あったかに見えた。

 6回まで森弘太郎の技巧に2安打無得点に抑えられていた金鯱は7回、一死後常川が四球で出塁、岡野八郎が左中間に三塁打を放って1-9、瀬井清の二ゴロの間に岡野が還って2-9。続く8回、この回先頭の江口行男四球、三番レフト中山正嘉四球、小林茂太の右前タイムリーで3-9、松元三彦が捕邪飛に倒れたところで阪急ベンチは森から浅野勝三郎にスイッチ、浅野は常川、岡野を連続三振に打ち取る。

 浅野の出来からこのまま阪急が逃げ切ると見られた金鯱9回の攻撃、先頭の瀬井清が四球で出塁、佐々木常助左前打、五味芳夫は右飛に倒れるが江口の右前打で一死満塁、中山の投ゴロを何と浅野が一塁に悪送球、三走瀬井、二走佐々木に続いて一走江口までホームに還って6-9、中山も三塁に進みここで代走に岡田源三郎御大が登場、小林茂四球、松元の中犠飛で岡田監督がホームに還り7-9、しかし常川に代わる代打武笠茂男が右飛に倒れてゲームセット。岡田源三郎監督はこの年まで選手登録している。

 浅野にリリーフを仰いだが森弘太郎は7回3分の1を5安打4四球無三振で3点に抑えて今季初勝利、というより名投手(となる)森弘太郎のプロ入り初勝利である。

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