2010年12月26日日曜日

13年春 ライオンvs名古屋 2回戦

5月21日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 ライオン 4勝5敗 0.444 菊矢吉男
2 0 0 0 0 0 0 3 X 5 名古屋   3勝6敗 0.333 松尾幸造


勝利投手 松尾幸造 1勝6敗
敗戦投手 菊矢吉男 4勝4敗


二塁打 (名)松尾
三塁打 (名)村瀬


ライオン、5個のダブルプレーを喫す


 ライオンは初回、先頭の坪内道則がいきなり死球で出塁、大友一明の初球に二盗、キャッチャー三浦敏一の送球が逸れる間に三塁に達する。大友三振後、鬼頭数雄が右前にタイムリーを放って1-0、水谷則一も右前打で続いて一死一二塁、しかし好調桜井七之助は三球連続の空振り、スタートを切っていた鬼頭は三浦の送球に刺されて三振ゲッツー。

 名古屋は1回裏、一番石田政良の遊飛をショート中野隆雄が落球、一死後桝嘉一が二塁に内野安打、白木一二四球で一死満塁、大沢清が押出し四球を選んで1-1の同点、三浦敏一の三ゴロゲッツー崩れの間に桝が還って2-1と逆転する。

 ライオンは2回、一死後中野が左前打で出塁するが柳澤騰市の三塁小飛球に飛びだしゲッツー。3回、先頭の菊矢吉男が左前打で出塁するが坪内道則のサードライナーに飛び出してゲッツー。4回、鬼頭右前打、水谷四球で無死一二塁とするが桜井のショートへの小飛球に鬼頭が飛び出し4イニング連続ダブルプレーを記録する。

 ライオンは6回、一死後四球に生きた鬼頭が二盗に成功するが調子に乗って三盗に失敗。7回には藤浪光雄の四球、柳澤の中前打で一死一二塁とするが、菊谷が三球連続の空振り三振、更にキャッチャー三浦が一塁に牽制球を投じて柳澤を刺して三振ゲッツー、ライオンはこの日5個のダブルプレーを記録する。

 名古屋は8回、この回先頭の桝が左前打で出塁、白木の遊ゴロでランナーが入れ替わり、大沢四球で一二塁、三浦は三振に倒れるが続く村瀬一三が左中間に三塁打を放って二者還り4-1、松尾の右前タイムリーで5-1と突き放す。

 松尾幸造はライオンの拙攻に助けられて6安打6四球5三振の完投でうれしい今季初勝利を飾る。女房役三浦敏一が3つの刺殺を決めて援護する。松尾は常に走者を背負ったピッチングとなるが、力み過ぎに起因しているようで、力の抜き方を覚えればもっと勝てるピッチャーになるはず。

 ライオン7回の攻撃での菊谷の三振のスリーストライク目をキャッチャー三浦が一塁牽制で刺したプレーが「併殺」に該当するか否かは記録の達人で無いと即答は難しいかもしれません。一般にスリーストライク目に盗塁を刺した場合は「三振ゲッツー」として併殺が記録される点についてはほとんど疑問の余地はないと思いますが、牽制の場合となると少なくとも当ブログの知識レベルでは即答はできません。スコアブックの併殺数を記録する欄には併殺数が5と記載されており、「雑記」欄に「7回にも1併殺 計5---いずれも二人コンビ」と書かれているので併殺として取り扱うこととさせていただきます。ルール上は「三振時にボールデッドになるまでに走者をアウトにした場合は併殺とする」と解されるようなので、スリーストライク目に盗塁を刺した場合でも牽制で刺した場合でも「併殺」に該当するのではないかと思われますが断言はできませんのでご注意ください。



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