2010年4月24日土曜日

12年春 金鯱vs名古屋 1回戦

4月17日(土)甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 1 0 0 0 0 5 6 金鯱   2勝9敗 0.182 古谷倉之助-中山正嘉
0 0 0 2 0 1 0 0 0 3 名古屋 4勝7敗 0.364 木下博喜-田中実


勝利投手 古谷倉之助 1勝4敗
敗戦投手 木下博喜   0勝1敗
セーブ   中山正嘉   1S

二塁打 (金)小林 (名)志手

最終回、名古屋守備陣4失策で勝利を逃す
 新愛知新聞を母体とする名古屋と名古屋新聞を母体とする金鯱による名古屋ダービー第1戦。1回から3回までは古谷倉之助と今シーズン金鯱から名古屋に移籍した木下博喜の投げ合いで0-0。試合が動いたのは4回、金鯱は先頭の小林利蔵左中間二塁打、黒澤俊夫の二ゴロで三進、三浦敏一の捕逸で小林ホームを突き先制。その裏名古屋は、先頭の志手清彦負けじとこちらも左中間二塁打、流石は名古屋ダービー意地と意地のぶつかり合い、しかし当たりは志手の方が鋭かった。一死後岩田次男の二飛を江口行男が落球、志手は三塁へ進み一死一三塁、小島茂男の二ゴロは4-6と渡るも併殺ならずの間に志手が還り同点。白木一二二遊間を破り二死一二塁、ここで重盗を敢行、一走白木はディレード気味、キャッチャー相原はセカンドに送球、白木挟まれ一二塁間で挟殺プレーに、セカンド江口からファースト小林に送球、白木再び二塁へ向かう、小林ショートの濃人渉に送球、三塁に達していた二走小島はホームへ走る、濃人ホームへ送球、これが大暴投となり小島生還し2-1と逆転。名古屋は6回、先頭の志手が四球で出塁岡本利三が送り岩田の中前タイムリーで志手還り3-1。
 今季初登板となる木下は8回まで金鯱打線を6安打1得点に抑える好投、とにかく名古屋には森井茂と田中実しかいないので救世主誕生となるか。金鯱は9回、先頭の四番黒澤四球、五番を打つピッチャー古谷が三塁頭上を越える安打で続き無死一二塁、逆転のランナーとなる古谷の代走に快足島秀之助を起用、瀬井清が投前に送りバント、木下一塁へ送球、しかしこれが悪送球となり犠打とエラーが記録され無死満塁、名古屋はここで木下をあきらめ田中実を投入、田中は相原を捕邪飛に打ち取るが続く三上良夫に痛恨の押出し四球を与え3-2と1点差に。なおも続く一死満塁で江口の当たりは二ゴロ、ゲッツー試合終了かと思われた瞬間セカンド岡本の送球をショート芳賀直一がはじき、代走島に続き二走瀬井もホームに還り4-3と逆転。一死一二塁から濃人の三ゴロを今度はサード岩田がファンブルし一死満塁、ここで佐々木常助がスクイズを敢行、見事に決まり三走三上が還り5-3、更に続く二死二三塁から小林の三ゴロを岩田が一塁へ悪送球し6-3。名古屋守備陣の悪夢のような4失策により金鯱はこの回1安打で5点をあげ逆転、最終回を中山正嘉が2三振で締め名古屋ダービー初戦をものにする。主力打者との二足のわらじを履く古谷がようやく今季初勝利をあげる。

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