2010年4月9日金曜日

12年春 ジャイアンツvs名古屋 2回戦

4月8日(木)甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9
4 1 1 1 0 1 0 1 1 10  ジャイアンツ 
4勝2敗 0.667 澤村栄治
0 0 0 0 0 3 2 0 1 6   名古屋     3勝3敗 0.500 大沢清-田中実


勝利投手 澤村栄治 3勝0敗
敗戦投手 大沢清   0勝1敗

二塁打 (ジ)伊藤、筒井、水原、澤村
三塁打 (ジ)中島、伊藤2 (名)芳賀、前田

奇襲は通じず
 名古屋はここまで5戦、森井茂と田中実だけで回すという苦しい台所事情、田中がこの3戦を2勝1セーブで3連勝とあってか、この日はここまで代打で大活躍を続けてきた大沢清を先発で起用。しかし奇襲作戦は通用せずジャイアンツは初回、四球の白石敏男を一塁に置いて主砲中島治康が右中間三塁打で先制。筒井修左前に痛烈な当たりで加点、伊藤健太郎左中間二塁打で二死二三塁、永澤富士雄が三遊間を破り4点を先取。2回も二つのエラーで1点、3回も伊藤の右中間三塁打、永澤一二塁間タイムリーで6-0となり、大沢清ついに降板、4連投となる田中実を投入。ジャイアンツは4回も左中間二塁打の筒井を伊藤の右前痛打で還し7-0、6回も中前打後水原の三ゴロと中島の中飛で三塁に進んだ白石が田中の暴投で還り8-0。
 一方澤村栄治は快調そのもの。2回は岩田次男、白木一二、ピッチングで頭が一杯の大沢清を三者三振に斬って取る。4回小島茂男に初ヒットを許すも5回、田中、前田喜代士、三浦敬一からまたも三者三振。しかし名古屋は6回反撃を開始、芳賀直一が右前打、白石が二つのエラーを犯し、白木も右前タイムリーでこの回3点。7回、三浦が投手強襲安打で出塁、小坂三郎は三塁前にセーフティバント、水原猛ダッシュから素手でつかむやワンハンドスロー、小坂懸命に駆け抜けて一塁セーフ、しかしファースト永澤が二塁をオーバーランした三浦を見逃さず二塁ベースカバーに入った筒井に送球、挟殺プレーとなり筒井から白石に送られタッチアウト、三浦は二塁へ。
 名古屋はここから粘りを見せ芳賀が右中間三塁打で4点目、桝嘉一左前に快心の一撃を放ち8-5と追いすがる。更に小島が三遊間を破り一二塁、岩田次男の当たりはサード水原のグラブをかすめ三遊間へ、これを白石逆シングルでつかむや一塁へ矢のような送球、ピンチを防ぐ。ジャイアンツは8回、一死後水原が右中間に二塁打、中島左飛後筒井の当たりはショートへの平凡なフライ、しかしこれを芳賀が落球、全力疾走を怠らなかった水原は本塁へ突入、芳賀からの返球をかいくぐり9-5と突き放す。打者走者の筒井は芳賀のバックホームを見て二塁に突進、キャッチャー三浦はベースカバーに入った小坂に見事な送球で筒井タッチアウト。9回も伊藤がこの日2本目の左中間三塁打でチャンスを作ると二死後澤村が左中間に流し打って二塁打とし10-5。名古屋も9回裏二死後桝が粘って四球、小島右前打で一三塁、岩田の三ゴロを水原悪送球し10-6、しかし最後は白木が中飛に倒れゲームセット。澤村は11三振を奪う力投で3勝目。小雨降る中観衆は僅か675人、大沢清先発で名古屋の捨て試合かとも思われたが中盤以降両軍死力を尽くしての闘い、明日をも知れぬ身で闘い続ける職業野球の魅力ここにあり。

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