2016年7月3日日曜日

18年 大和vs阪神 3回戦


5月10日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  1  1 大和 8勝9敗1分 0.471 畑福俊英
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  0 阪神 10勝9敗 0.526 若林忠志

勝利投手 畑福俊英 2勝1敗
敗戦投手 若林忠志 5勝3敗

二塁打 (和)畑福

勝利打点 なし


畑福俊英、延長10回を1安打完封

 大和先発・畑福俊英のナックルボールが冴え渡った。

 阪神は3回まで三者凡退の連続。4回、先頭の塚本博睦が四球で出塁するが、野口昇の送りバントは一邪飛となって失敗、山口政信は右飛、門前真佐人は中飛に倒れて無得点。


 阪神は5回、先頭の御園生崇男がチーム初ヒットを左前に放つが、カイザー田中義雄は三振、若林忠志のサードライナーに御園生が飛び出しておりゲッツー。6回は三者凡退。7回も先頭の野口が四球で出塁するが後続なく、8回、9回と三者凡退でここまで1安打無得点で二塁も踏めず。


 阪神先発・若林忠志の巧投も冴えた。


 大和は初回、先頭の木村孝平が四球を選んで出塁するが、苅田久徳の二ゴロが「4-6-3」と渡ってダブルプレー。2回は三者凡退。


 大和は3回、先頭の鈴木秀雄は三振に倒れるが、畑福が中前にチーム初ヒット、しかし渡辺絢吾は三振、トップに返り木村も遊ゴロに倒れて無得点。4回以降は三失の走者を1人出しただけで8回まで無安打。


 大和は9回、先頭の渡辺が四球で出塁、トップに返り木村が三前に送りバントを決めて一死二塁と、この試合両チームで初めてスコアリングポジションに走者を進める。苅田は歩かされて一死一二塁、ここで重盗を決めて一死二三塁、続く大塚鶴雄はセンターへの飛球、しかし当りが浅く三走渡辺は動けず二死二三塁、金子裕は四球で二死満塁、小松原博喜は二ゴロに倒れて無得点。
 大和も9回まで1安打無得点で試合は延長戦に突入する。


 大和は10回表、一死後鈴木が左前打を放って出塁、続く畑福の当りは左中間を破り、一走鈴木は快足を飛ばして二塁、三塁を回ってホームに突進、レフト山口からの返球を中継したサード玉置玉一がバックホーム、タイミングはアウトであったがキャッチャー田中が落球して鈴木がホームイン、遂に1点を先制する。畑福は二塁打で一死二塁、渡辺が中前にヒットを放ち一死一三塁、トップに返り木村が初球をスクイズ、ところがピッチャーへの小飛球となってしまい、「1-5」と送球されて三走畑福はタッチアウト。


 阪神は10回裏、先頭の山口が四球を選んで出塁、門前の遊ゴロの間に山口は二進して阪神は初めてスコアリングポジションに走者を進める。御園生の右飛で二走山口はタッチアップから三塁に進み、田中が四球を選んで二死一三塁、阪神は最後の勝負を賭けて田中がディレードスチール、キャッチャー鈴木からショート木村に送球されると田中は一二塁間に挟まれ挟殺プレー、木村がセカンド苅田の送球した瞬間、三走山口がホームに向かってスタート、しかし苅田が落ち着いてバックホームし、山口はタッチアウト、試合終了となった。



 若林忠志は131球で10回を完投し、4安打4四球5三振1失点、自責点ゼロ。


 畑福俊英は1安打4四球2三振で今季初完封、投球数は若林を下回る115球であった。10回に放った二塁打は打点こそ付かなかったが、「真の決勝打」であった。




*畑福俊英と若林忠志の投げ合い。





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