2012年1月3日火曜日

14年 ライオンvs名古屋 7回戦


8月12日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ライオン 20勝31敗4分 0.392 福士勇
2 0 0 0 0 0 0 3 X 5 名古屋  19勝33敗3分 0.365 松尾幸造


勝利投手 松尾幸造 4勝8敗
敗戦投手 福士勇     9勝10敗

松尾幸造、2安打完封


 本日より全チーム関東に集結して後楽園球場と横浜平和球場で激戦が繰り広げられることとなる。 

 名古屋は一昨日の阪急戦に続いて松尾幸造が連投。その阪急戦は第三試合だったので試合終了は17時55分、恐らくその晩の夜行で昨朝東京に着いたのでしょう。春先快投を続けていた松尾は故障から復帰してようやく調子をあげてきている。ライオン先発の福士勇も一時の不振から復調してきており楽しみな対戦となった。

 名古屋は主砲加藤正二が欠場、翌日の読売新聞に小西徳郎監督の談話として「加藤が右膝を捻挫して暫く出られない」と掲載されている。また、ライオン・高田勝生監督の談話によると、10日のイーグルス戦でトリプルスチールを決めた際に本盗を記録した山本尚敏が裂傷を負ってこちらも当分出られそうにないとのことです。

 名古屋は初回、先頭の石田政良が四球を選んで出塁、村瀬一三が左前打、桝嘉一の三前バントが内野安打となって無死満塁、大沢清の二ゴロで一走桝が二封される間に石田が還って1点を先制、なお一死一三塁から三浦敏一の遊ゴロの間に村瀬が還って2-0とする。

 名古屋は8回、先頭の石田が左前打で出塁、桝が四球を選んで無死一二塁、しかし大沢の二ゴロは「4-6-3」とライオンの併殺網にかかり二死三塁、三浦が四球から二盗を決めて二死二三塁、中村三郎が左翼線に2点タイムリーを放って4-0、中村もバックホームの隙を突いて二塁に進み、芳賀直一の右前タイムリーで5-0とする。

 名古屋先発の松尾幸造は初回、一死後玉腰年男を遊失で生かし、水谷則一に四球を与えて一死一二塁のピンチを迎えるが続く鬼頭数雄の遊直がゲッツーとなってリズムに乗った。2回は三者凡退、3回は先頭の松岡甲二を四球で歩かせたがそこから2三振を奪う力投。4回、5回は三者凡退。6回、先頭の福士を四球で歩かせるが坪内道則は遊直、玉腰の投ゴロで「1-6-3」のダブルプレー。ここまで無安打無得点を続ける。

 しかし7回、二死まで来ながら岡本利之のセーフティバントが内野安打となって初ヒットを許す。ここは気落ちせず、伊藤吉男に代わる代打菊矢吉男を三振に打ち取る。8回は三者凡退。9回、一死後玉腰が右翼線にヒット、これが唯一のクリーンヒットであった。続く水谷を投ゴロ、最後は鬼頭を二飛に打ち取り、二塁を踏ませたのは初回の一度だけと言う快投を見せて完全復活をアピールする。

 松尾幸造は結局、2安打3四球3三振で、4月17日の金鯱戦以来今季二度目の完封で4勝目をあげる。翌日の読売新聞によると「球速は未だ物足らぬものがあったがドロップの制球頗るよくラ軍打者の低目にびしびしと極め込んで・・・」とのことであった。





          *松尾幸造は今季二度目の完封で4勝目をあげる。




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