2012年1月12日木曜日

14年 ジャイアンツvsイーグルス 7回戦


8月16日 (水) 横浜


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 3 0 0 0 3 0 7 ジャイアンツ 41勝16敗1分 0.719 中尾輝三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 イーグルス   17勝39敗1分 0.304 望月潤一


勝利投手 中尾輝三 6勝4敗
敗戦投手 望月潤一 4勝15敗


二塁打 (ジ)白石、リベラ


リベラ、5打数4安打の活躍


 ジャイアンツ・中尾輝三、イーグルス・望月潤一の両左腕が先発。

 ジャイアンツは3回、先頭の吉原正喜がセンター左にヒットで出塁、中尾の二ゴロでランナーが入れ替わり、白石敏男のセンター右奥への二塁打で中尾は三塁ベースを蹴ってホームを突くがセンター寺内一隆からショート高須清を経由してのバックホームにタッチアウト、水原茂が左前打を放って二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。

 ジャイアンツは4回、中島治康、川上哲治の連続中前打で無死一二塁、平山菊二は中飛に倒れるがアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が右前にタイムリーを放って2-0、吉原の中前タイムリーで3-0、中尾は中飛に倒れるがトップに返り白石が中前にタイムリーを放って4-0、水原は二飛に倒れてスリーアウトチェンジ。この回ジャイアンツ打線は全員センターから逆方向を狙っている。

 ジャイアンツは7回、先頭のリベラが右翼線に二塁打、吉原の三ゴロをサード亀田忠が一塁に悪送球する間にリベラが還って5-0、中尾は左飛に倒れるが白石が右前打、水原が左前にタイムリーを放って6-0、三田政夫が左前タイムリーで続いて7-0とする。

 イーグルスは3回、先頭の筒井良武が四球を選んで出塁、清家忠太郎が右前打を放ち無死一二塁、望月は三振に倒れるがトップに返り岩垣二郎が四球を選んで一死満塁、イーグルスベンチはここで太田健一に代えて代打亀田忠を起用する。しかし期待の亀田は三振、三走筒井が決死のホームスチールを試みるがタッチアウト。亀田はこの後サードに入ったが8回にタイムリーエラーを犯した。亀田をサードで使うのであれば常時使うべきではないか。そのくらいのことをやらないと現在のイーグルスに浮上の目は無い。

 中尾輝三は3安打5四球8三振でプロ入り初完封を飾る。中尾の一本立ちによりスタルヒンの負担が軽減されてきておりジャイアンツは盤石の状態になってきた。

 望月潤一は17安打を浴びながら2四球5三振で9回を完投している。


 アチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)が5打数4安打2得点1打点1盗塁、二塁打1本。来日以来最高の活躍を見せた。望月潤一投手のご子息によると望月投手が出征中、フィリピンでリベラと交流があったとのことです。「あの時はやられたなぁ」というような会話があったかもしれません。望月投手は英語も堪能だったそうです。







               *リベラが5打数4安打の活躍を見せる。







*中尾輝三がプロ入り初完封。一本立ちしたと認定しても良いでしょう。


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