2012年1月30日月曜日

14年 セネタースvs金鯱 8回戦


8月25日 (金) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 セネタース 32勝26敗4分 0.552 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱      23勝38敗2分 0.377 大宮清


勝利投手 野口二郎 21勝13敗
敗戦投手 大宮清       1勝7敗

野口二郎、今季5度目の完封


 セネタースはエース野口二郎が一昨日の阪急戦の延長11回完投に続いて連投、金鯱は中山正嘉が連投しているので大宮清が先発。

 野口は金鯱打線を5回まで無安打無失点に抑える。一方、大宮もセネタース打線を5回まで3安打無失点に抑えて序盤戦は互角のピッチング。

 野口は6回二死後、佐々木常助に中前に初ヒットを許すが五味芳夫を投ゴロに打ち取る。大宮は6回、7回を無安打に抑える。

 セネタースは8回、先頭の苅田久徳がピッチャー強襲ヒット、横沢七郎が投前に送りバントを決めて一死二塁、尾茂田叶が左前にタイムリーを放って均衡が破れる。

 野口は8回を三者凡退に切り抜け、9回二死後濃人渉に左前打を許すが最後は野村高義を三振に打ち取る。

野口二郎は2安打1四球5三振、今季5度目の完封を飾る。一方、大宮清は6安打3四球1死球3三振1失点。


 野口二郎は通算237勝139敗の記録を残して野球殿堂入りする。一方、大宮清は通算2勝9敗の記録を残して2年間でプロ生活を断念することとなる。通算成績の数字だけを見れば野口二郎が圧勝しますが、昭和14年8月25日のこの一戦にフォーカスすると大宮清も野口二郎に対して遜色のないピッチングを見せてくれた訳です。




          *野口二郎は2安打完封勝利を飾る。








          *尾茂田叶が8回に決勝タイムリーを放った場面。



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