2020年5月24日日曜日

巨人vs阪急 9回戦


7月15日 (月) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
2 0 2 0 0 0 2 0 0 6 巨人 28勝16敗1分 0.636 近藤貞雄 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 26勝20敗 0.565 天保義夫 

勝利投手 近藤貞雄 11勝5敗
敗戦投手 天保義夫   8勝4敗 

三塁打 (巨)中島

勝利打点 (巨)黒沢俊夫 6


黒沢俊夫が決勝

 後楽園の第2試合は近藤貞雄と天保義夫の先発で午後2時57分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、呉新亨、山川喜作が連続四球、千葉の右前打で無死満塁、川上は二飛に倒れるが、黒沢俊夫が左前に先制の2点タイムリーを流し打って2-0とする。


 巨人は3回も山川、千葉が連続四球で無死一二塁、さすがに阪急ベンチは天保に代えて笠松実をリリーフのマウンドに上げる。川上の一ゴロで二者進塁して一死二三塁、黒沢の二ゴロで三走山川がホームに突っ込み、セカンド上田藤夫がバックホームするがセーフ、野選が記録されて3-0として一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とリードを広げる。千葉は今季チーム初の本盗、阪急も今季初めて重盗を許した。

 巨人は7回表、一死後川上が中前打で出塁、二死後中島が左中間に三塁打を放ち5-0、多田の遊ゴロをショート坂井豊司がエラーする間に三走中島が還って6-0とダメ押す。


 近藤貞雄は3安打3四球4三振で今季4度目の完封、ハーラートップの真田重蔵に並ぶ11勝目をマークする。


 近藤はここ4試合、21イニングを投げて20失点、自責点16と不振を続けていたが久々の快投を見せた。と言っても相手の阪急は2試合連続完封負け。7月に入って3回目、今季全チーム最多の9回目の完封負けと、打線は不振の極みにある。唯一期待のかかる青田昇がこのところ欠場を続けており更に得点力が弱っている。余程投手陣が踏ん張らないと苦しい展開が続きそう。


 巨人は快進撃を続けるタ軍に0.5ゲーム差に迫られており、負けられない一戦を不振の近藤に託して辛うじて首位の座を守った。そのタ軍は高岡の第2試合では前半セ軍にリードを許している。この後、高岡からの中継に切り替えます。



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