2019年4月27日土曜日

19年 阪急vs巨人 6回戦


8月26日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 2 1 1 0 1 0 2 8 阪急 17勝14敗1分 0.548 木暮英路
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 巨人 19勝12敗2分 0.613 藤本英雄 近藤貞雄

勝利投手 木暮英路   1勝1敗
敗戦投手 藤本英雄 10勝7敗

二塁打 (急)三木
三塁打 (急)大平2、山田
本塁打 (巨)中村 1号

勝利打点 大平茂 1

猛打賞 (急)野口明 4 (巨)呉新亨(4安打) 4 


中村政美、戦前最後のホームラン

 阪急は2回、二死後三木久一の当りは遊ゴロ、これをショート杉江文二が一塁に悪送球、続く大平茂が右中間に三塁打を放って1点を先制する。

 阪急は3回、先頭の伊藤健一が三塁線にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り坂井豊司が送りバントを決め、坂田清春はセンターライナー、二死二塁から山田伝が中前にタイムリーを放って2-0、センター呉新亨からの返球が悪送球となる間に打者走者の山田は三塁に進み、野口明の中前タイムリーで3-0とする。

 阪急は4回、先頭の三木がレフト線に二塁打、大平の遊ゴロの間に二走三木は三進、木暮英路が中前にタイムリーを放って4-0とする。

 巨人は4回裏、先頭の呉新亨が右前打で出塁、近藤貞雄は左邪飛に倒れ、呉は盗塁失敗、黒沢俊夫がセンター左にヒットを放って二死一塁、ここで中村政美がレフトスタンドにライナーで叩き込むツーラン、2-4と追い上げる。

 巨人は5回の守備から、ピッチャー藤本英雄がライトに回り、ライトの中村がファーストに回り、ファーストの近藤がマウンドに上がる。

 阪急は5回、一死後山田が四球で出塁、野口明はセカンドライナー、山田が二盗を決めて二死二塁、上田藤夫が右前にタイムリーを放って5-2と突き放す。

 阪急は7回、先頭の山田が死球を受けて出塁すると二盗に成功、野口明が左前にこの日2本目のタイムリーを放ち6-2とダメ押す。

 阪急は9回、先頭の山田がレフト線に三塁打、野口明が右前にこの日3本目のタイムリーを放って7-2、上田は三振、三木の三ゴロでランナーが入れ替わり、大平がこの日2本目の三塁打を左中間に放って8-2として試合を決める。

 木暮英路は9安打を許しながら無四球1三振の完投でプロ入り初勝利、木暮にとってプロ生活唯一の勝ち星を無四球で飾った。

 中村政美が戦前最後のホームランを放った。中村はこの後、戦場に散ることとなる。

 

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