2015年4月4日土曜日

17年 南海vs名古屋 6回戦


7月4日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海     29勝16敗 0.644 神田武夫
0 0 0 0 0 1 0 0 X 1 名古屋 13勝32敗1分 0.289 河村章

勝利投手 河村章       2勝9敗
敗戦投手 神田武夫 15勝7敗

勝利打点 桝嘉一 3

ファインプレー賞 (名)木村進一 1、吉田猪佐喜 2


河村章、投打に発奮

 一昨日夏季シーズン初勝利を飾った名古屋は左腕河村章が先発、シーズン通算成績で首位巨人に1ゲーム差と迫った夏季シーズン首位の南海はエース神田武夫で応戦する。

 南海は2回、先頭の岡村俊昭が死球を受けて出塁、中野正雄の三ゴロでランナーが入れ替わり、神田は右飛に倒れて二死一塁、八木進の難ゴロをショート木村進一が二塁に送球して中野を二封、木村の美技にファインプレー賞が贈られた。

 南海は3回、一死後国久松一がヒット性の飛球を放つがレフト吉田猪佐喜がファインプレー。名古屋は夏季初勝利をあげてチームに勢いがある。

 5回まで神田の前に1安打に抑えられてきた名古屋は6回、先頭の河村が中前打で出塁、芳賀直一の投前送りバントを神田がファンブル、犠打とエラーが記録されて無死一二塁、トップに返り木村進一がセオリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、石丸藤吉が四球を選んで一死満塁、桝嘉一の左飛で三走河村がタッチアップからスタート、レフトの強肩国久がバックホーム、この時二走芳賀はハーフウェイではなくタッチアップからスタート、国久からの送球をカットしたピッチャー神田はホームは無理と判断して二塁に送球、芳賀は時間を稼いで二三塁間でタッチアウト、三走河村のホームインが認められて名古屋が1点を先制、桝には当ブログルールにより犠飛が記録される。この得点が決勝点となった。


 芳賀の走塁が三走河村を助けることを目的としたものかどうかは芳賀にインタビューしてみないと分かりませんが、結果的に河村のホームインを手助けすることとなった。当ブログではこのようなプレーを掘り起こして評価し、「技能賞」を贈ることを通例としています。

 河村章は5安打2四球1死球2三振で今季初完封、2勝目をあげる。打っても2打数2安打を記録して決勝のホームを踏んだ。南海は今季ここまで3回しか完封負けがなく、これが4回目の完封負けとなった。巨人でも既に6回完封負けがあります。


 夏季シーズン開幕9連敗の名古屋はこれで2連勝、一方、南海はシーズン通算成績で巨人に0.5ゲーム差と迫るチャンスを逸した。この後巨人は独走態勢を固めることとなる。この試合が今季ペナントレースに持つ意味は大きい。




*河村章は投打に活躍して5安打完封。接戦を落とした南海はここから泥沼の連敗街道に入ることとなる。







 

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