2015年3月7日土曜日

17年 巨人vs大洋 7回戦


6月21日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 1 0 2 5 巨人 27勝12敗1分 0.692 広瀬習一
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 大洋 22勝15敗3分 0.595 三富恒雄

勝利投手 広瀬習一 11勝4敗
敗戦投手 三富恒雄   7勝6敗

二塁打 (巨)川上 (大)村松2
三塁打 (巨)中島
本塁打 (巨)川上 3号

勝利打点 坂本茂 1

猛打賞 (巨)川上哲治(4安打) 1、中島治康 4  (大)村松長太郎 1


川上哲治4安打

 巨人は初回、先頭の白石敏男がストレートの四球を選んで出塁、しかし水原茂の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー、楠安夫が四球で出塁、川上哲治が三塁に内野安打、しかし中島治康は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。4回、一死後川上が中前打、中島の遊ゴロでショート濃人渉が二塁に送球するがセカンド山川喜作が後逸する間に一走川上が三塁に進んで一死一三塁、中島が二盗を決めて一死二三塁、伊藤健太郎は三振に倒れ、坂本茂が四球を選んで二死満塁、しかし広瀬習一は右飛に倒れて無得点。5回も白石と楠が四球を選ぶが苦手三富恒雄を攻略できずにここまで無得点。

 大洋は5回裏、先頭の村松長太郎が右中間に二塁打、三富が送って一死三塁、佐藤武夫が投前にスクイズを決めて1点を先制する。

 巨人は6回、先頭の中島が中越えに三塁打、伊藤健太郎が右前に同点タイムリーを放って1-1、ライト野口二郎が之を後逸する間に伊藤は三塁に進み、坂本茂の中前タイムリーで2-1と逆転に成功する。

 巨人は7回、二死後川上がレフトスタンドに流し打ちの本塁打を叩き込んで3-1とする。

 巨人は9回、先頭の楠がストレートの四球で出塁、川上の左中間二塁打で楠が還り4-1、中島が中前タイムリーで続いて5-1として試合を決める。


 広瀬習一は5安打無四球1三振の完投で11勝目をあげる。三富恒雄は9回を完投したが10安打7四球2三振で5失点、今日はコントロールが悪かった。


 中島治康が5打数3安打1打点、川上哲治は5打数4安打2打点1本塁打を記録した。川上の本塁打はレフトスタンドに流し打ったもの、左中間へのタイムリー二塁打も放った。川上と言えば糸を引くような弾丸ライナーを連想しがちであるが、レフトへもよく打っている。千葉茂の記述にも、戦前の川上はレフトへの打球が良かったと書かれている。




 

0 件のコメント:

コメントを投稿