2011年11月29日火曜日

14年 ジャイアンツvsイーグルス 6回戦


6月23日 (金) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 2 0 0 0 0 0 0 5 ジャイアンツ 31勝12敗      0.721 中尾輝三 楠安夫
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 イーグルス   14勝27敗1分 0.341 亀田忠


勝利投手 楠安夫 2勝0敗
敗戦投手 亀田忠 6勝9敗


二塁打 (ジ)平山 (イ)亀田
三塁打 (ジ)川上 (イ)漆原


川上5割に乗せる


 ジャイアンツは初回、一死後水原茂が左前打で出塁、千葉茂が四球を選んで一死一二塁、中島治康の中前打で一死満塁とする。ここで前日猛打を見せた川上哲治が右前にタイムリーを放って2点を先制する。イーグルス先発の亀田忠はジャイアンツ打線の猛打の前に腕が縮んでカーブが入らなくなりアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)四球で一死満塁、平山菊二が押出し四球を選んで3-0とする。

 ジャイアンツ先発の中尾輝三は亀田以上にピリっとせず、イーグルスは初回、いきなり先頭の寺内一隆が四球、太田健一右前打、高須清の送りバントは一邪飛となって失敗、亀田三振、中河美芳四球で二死満塁、しかし木下政文は右飛に倒れてこの回無得点。

 イーグルスは2回、山田潔、漆原進が連続四球、ジャイアンツ・藤本定義監督は連投となる楠安夫をリリーフに送る。清家忠太郎の送りバントは一邪飛となって失敗、トップに返り寺内の中前打で一死満塁、しかし太田の浅井右飛に走者が飛び出し結局三走山田がタッチアウトとなってこの回無得点。

 ジャイアンツは3回、川上が中前打で出塁、リベラの投ゴロは「1-6-3」と渡ってゲッツー、しかし平山がセンター右奥に二塁打、吉原正喜四球、楠が中前にタイムリーを放って4-0、トップに返り白石敏男が右前にタイムリーを放って5-0とする。

 イーグルスは4回、先頭の山田が二遊間に内野安打、漆原進の左前打をレフト平山が突っ込み過ぎて後ろに逸らし山田が還って1-5、漆原も三塁ベースを蹴ってホームに向かうが「7-5-2」と渡ってタッチアウト。

 亀田忠は4回以降コントロール中心のピッチングに切り替えて8回まで無安打ピッチング、9回に川上に三塁打を許すが無失点に抑える。

 一方、楠安夫も5回以降イーグルス打線を中河の右前打1本に抑えて連投で2勝目をあげる。楠の二日連続の奮闘によりジャイアンツは明日24日のタイガース戦にスタルヒンを温存することができた。


 川上哲治はこの日も4打数3安打2打点を記録して、夏季シリーズ11試合で44打数22安打17打点37塁打として打率を5割に乗せた。




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