2025年ワールドシリーズ第3戦は延長18回にドジャースが6対5でサヨナラ勝ちする歴史的な激闘となりました。
ドジャースの大谷翔平は第4打席までに本塁打2本、二塁打2本を記録。第5打席以降は4連続申告敬遠と四球で9打席連続出塁、「長打4本」を記録しました。
ワールドシリーズでの「1試合長打4本」は、1906年にシカゴ・ホワイトソックスのフランク・イズベル(Frank Isbell)が記録してから118年間誰も達成していませんでしたが、119年目に大谷翔平が記録したのです。
フランク・イズベルは1901年にアメリカン・リーグが創設された初年度に、ア・リーグ最初の盗塁王になった好選手でした。
以降の記述は「Baseball Reference」より。
フランク・イズベルは1875年ニューヨークに産まれ、身長は5フィート11インチ(約180cm)、体重は190LBS(ポンド:約86kg)、一塁・二塁・外野を守っていました。ニックネームは「Bald Eagle」(ハクトウワシ=白頭鷲)。
「Bald Eagle」は日本では「ハゲタカ」とされているようですが、アメリカの「国鳥」ですから正確に訳さないとトランプ大統領に怒られちゃいますよ(笑)。「ハゲタカ」の一般的な英訳は「vulture」とされています。
*フランク・イズベルが1試合4長打を記録した証拠書類。洋書「The World Series」(筆者蔵)より。「2B」の項に「Isbell 4」の記述が見られます。1906年ワールドシリーズ第5戦で二塁打4本を記録しました。
*この試合の勝利投手は「大」エド・ウォルシュ。1908年には40勝を記録することとなり、通算防御率「1.82」」は歴代No1とされています。
写真は「大」エド・ウォルシュのベースボールカード(筆者蔵:無断転載を禁ず)
 
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