2025年10月26日日曜日

22年 東急vs大阪 11回戦

7月28日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 1 0 0 1 1  0  3 東急 24勝35敗2分 0.407 一言多十 白木義一郎 
0 0 0 0 1 0 0 0 2 1X 4 大阪 44勝19敗1分 0.698 御園生崇男

勝利投手 御園生崇男 13勝0敗 
敗戦投手 白木義一郎 12勝13敗

二塁打 (東)熊耳 (大)金田
本塁打 (東)熊耳武彦 4号、大下弘 5号

勝利打点(大)金田正泰 5 

猛打賞 (東)熊耳武彦 2 (大)土井垣武 4


御園生崇男、開幕13連勝

 第15節最終日、後楽園の第1試合は一言多十と御園生崇男の先発で午後1時6分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は5回表、先頭の熊耳武彦がレフトスタンドに第4号ホームランを叩き込んで1点を先制する。

 大阪は5回裏、先頭の土井垣武が右前打で出塁、本堂保次の二ゴロをセカンド苅田久徳監督がエラーして無死一二塁、山口政信の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー、二死三塁から長谷川善三が中前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付く。

 東急は8回表、一死後大沢喜好が左前打で出塁、二死後鈴木清一の右前打で二死一三塁、飯島滋弥の打席でダブルスチールを決めて2-1と勝ち越す。

 東急は9回表、先頭の大下弘が右越えに第5号ホームランを叩き込んで3-1とリードを広げる。

 東急が終盤に大技小技でリードを取って試合は決したかに見えたのだが・・・。

 大阪は9回裏、先頭の藤村富美男が四球を選んで出塁、東急ベンチはここで一言をセンターに回して白木義一郎がマウンドに上がり、土井垣の右前打で無死一二塁、武智修の二前プッシュバントが内野安打となって無死満塁、玉置玉一に代わる代打若林忠志がスクイズを決めて2-3と1点差として一死二三塁、キャッチャー熊耳からの三塁牽制が悪送球となる間に三走土井垣が還って3-3の同点、一死三塁から長谷川の右飛で三走武智がタッチアップからサヨナラのホームを狙うが、ライト長持栄吉からの好返球にタッチアウト、試合は延長戦に突入する。

 東急が白木をリリーフに送った際、先発の一言がセンターに入ってセンター長持はライトに回っていた。この布陣がサヨナラ負けを回避したのである。

 東急は10回表、先頭の大沢喜好の当りは二ゴロ、これをセカンド武智が一塁に悪送球、トップに返り苅田が送りバントを決めて一死二塁とするが、後続が倒れて無得点。

 大阪は10回裏、ここまで投げ続けている先頭の御園生が四球を選んで出塁、一死後御園生が二盗に成功、ここで金田正泰がレフト線にサヨナラ二塁打を放ち大阪が激戦を制す。

 御園生崇男は9安打無四球1三振で10回を完投、開幕13連勝を飾る。

 大下弘の今季の打撃は流し打ちが多いことを当ブログは伝えている。先日の第4号ホームランも左中間を抜くランニングホームランであった。この日は久々に右越えの一発だった。ホームランダービーは青田昇が8本で突っ走っているが、この一発で大下の打撃が変わってくると面白い展開になるかもしれない。

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