2020年7月21日火曜日

21年 巨人vsゴールドスター 8回戦


7月26日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 1 0 1 1 3 0 1 9 巨人 32勝19敗1分 0.627 諏訪裕良
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ゴ軍 16勝28敗1分 0.364 石田光彦 江田孝

勝利投手 諏訪裕良 6勝5敗
敗戦投手 石田光彦 9勝12敗

三塁打 (巨)川上、中島 (ゴ)辻
本塁打 (巨)川上哲治 2号

勝利打点 (巨)多田文久三 10


諏訪裕良、2試合連続完封

 西宮の第2試合は諏訪裕良と石田光彦の先発で午後2時50分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は2回表、先頭の川上がストレートの四球で出塁、続く黒沢の投ゴロで川上が二封、記録は「1-4-6B」なのでピッチャー強襲の当りをセカンド大友がバックアップして二塁ベースカバーに入ったショート酒沢に送球したか、中島の右前打で黒沢は三塁に進み、ライト末崎からの三塁送球の間に打者走者の中島も二塁に進んで一死二三塁、多田が中前に先制タイムリーを放ち1-0、一死一三塁からダブルスチールを決めて中島が本盗に成功、2-0とする。

 巨人は3回表、先頭の坂本茂が左前打で出塁、山川喜作の右前打で坂本は三塁に向かうがライト末崎からの三塁送球にタッチアウト、千葉が得意の右打ちで右前打を放ち山川は三塁に進んで一死一三塁、川上の中犠飛で3-0とする。

 巨人は5回表、先頭の坂本の当りは一ゴロ、これをファースト菊矢がエラー、坂本が二盗に成功、山川のニゴロが進塁打となって一死三塁、千葉は三振に倒れるが、川上が右中間に三塁打を放ち4-0とする。

 ゴ軍は6回から石田に代わって江田孝がマウンドに上がる。

 巨人は6回表、先頭の中島が4球ファウルを打って四球で出塁すると二盗に成功、多田も四球で無死一二塁、諏訪の中飛で中島がタッチアップから三塁に進んで一死一三塁、宮下の左犠飛で5-0とする。

 巨人は7回表、一死後千葉が中前打、川上のニゴロをセカンド大友がエラーして一死一二塁、黒沢の左前タイムリーで6-0、中島の右中間三塁打で二者還り8-0とする。

 巨人は9回表、先頭の川上がライトスタンドに第2号を叩き込んで9-0とする。

 大量点をバックに諏訪裕良は3安打1四球1三振無失点。7月22日に続いてゴ軍戦で2試合連続完封勝利を飾る。昭和25年の大洋時代に25勝を記録することになる諏訪にとって、2年間の巨人在籍時代における完封勝利はこの2試合だけとなる。

大洋時代、「高野裕良」に改姓後の直筆サイン。隣はこの日2安打2打点の中島治康。大洋でも同僚となる。


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